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起業をする前に読むべき経営計画本ランキングTOP10。会社経営者がおすすめする起業本はこれだ!

起業をする前に読むべき経営計画本ランキングTOP10

経営計画は利益を最初に決めなさい!ーー社長しかできない、2つの落とし込み

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この本が起業をしたい方におすすめの理由

この本の著者は、税理士法人古田土会計の代表者です。古田土会計とは、経常利益3.6億円、純資産15億円という超優良企業です。

古田氏会計がなぜ、税理士法人でありながら、これだけの高収益企業になっているかというと、その理由は「古田土式月次決算書」と「経営計画書」にあります。

筆者がこの本に惹かれたのは「どうやって経営ビジョンと経営計画をリンクさせるのか?」「先に利益を決めてから、利益計画・販売計画を作る逆算の考え方」にあります。これがわかりやすく書かれているのがこの本のおすすめのポイントです。

会社経営は、起業間もない方ほど、ビジョンへの想いが強い反面、それを実現する利益計画・経営計画・利益を作る販売計画の落とし込みが弱い傾向にあります。しかし、どんなにビジョンが良いものであっても、この計画がグラグラであれば、絶対に達成するものではありません。それをどこよりも簡単に書いている本ですので、起業前に経営計画をどう作ろうか悩んでいる方におすすめです。

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利益を最大にする最強の経営計画

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この本が起業をしたい方におすすめの理由

この本は「生産性を最大化させ、利益を最大にする経営を実現する」という視点で目標を定めた経営計画の立て方を、16年連続増収を達成している株式会社武蔵野の小山昇社長が分かりやすく解説してくれる本です。

内容を読むと、一見「ある程度の社員数がある起業後の会社の経営者が読むべき本だ。」と思ってしまいますが、会社経営者の筆者の視点では、起業を目指す方ほど「経営計画の重要性」を理解するために読んでおいてほしい一冊と言えます。

経営計画の設計一つで、会社の経営は大きく変わってしまうからです。

とくに重要なポイントが2つあります。

  1. 経営計画は高い目標を設定すれば自然とそこに行きつく
  2. 目標から逆算して行動を考える

という点です。実際に会社経営をしてみると、この2点が重要であることは骨身に染みるぐらいわかるのですが、起業前にしっておけば、何倍も可能性が広がるはずです。ちなみにこの著者が経営サポートをしている会員700社のうち400社は過去最高益を出し、倒産はゼロです。

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132億円集めたビジネスプラン

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この本が起業をしたい方におすすめの理由

この本の著者はライフネット生命保険の創業者です。日本人4人目の上位5%の成績最優秀称号にて卒業したハーバード大学経営大学院留学時に学んだ経営学を活かして作った「経営計画」は、1年半で132億円を資金調達しました。

ご存知の通りライフネット生命、日本初のインターネット生命保険を販売した会社です。店舗やセールスレディを介在させないことでコストを下げて、生命保険の保険料を圧縮しているのです。

この本の最大の良いところは「成功したビジネスプランが見れる」ことです。

どんな経営計画書にも、あまり具体的な会社の経営計画は登場しないため、最終的に自分が自社の経営計画を作るとなっても、なかなか腹落ちしないことが多いのです。しかし、この書籍には、このライフネット生命を立ち上げるときの経営計画が至る所に記載されているので、具体性をもって、「どうやって経営計画を作るべきなのか?」を理解することができます。

比較的規模の大きい、資金調達をして起業をしようとしている方におすすめできる本となっています。

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最高の結果を出すKPIマネジメント

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この本が起業をしたい方におすすめの理由

この本の著者はリクルートのKPI社内講師を務めた方です。リクルートで実践された「KPIのマネジメント方法」がかかれています。

これから起業しようという方には「KPI(キー・パフォーマンス・インジケーター)」が何なのか?すら知らない方も多いとは思います。しかし、筆者のように経営者1人の会社だとしても、非常に重要な経営指標が「KPI」なのです。

「KPI」と書いてしまうと難しく感じるかもしれませんが、売上・利益を最大化するためにどの指標に注目すれば良いのか?をフォーカスして、日々その数値を追いかけるというものです。

経営計画では「売上」「顧客数」「客単価」「リピート率」「利益率」「在庫回転率」「営業タッチ回数」「商談数」・・・様々な指標が登場します。しかし、日々の業務をしている中でこれだけの指標をすべて目標設定し、追いかけることは至難の業なのです。

ここで、この会社の売上には「営業タッチ数」が大きな相関があるということがわかれば、日々「営業タッチ数」のみを最大化することに力を注げば、売上につながるということになるので、日々の業務がシンプルになるのです。

この「KPI」の考え方を、一から高度なレベルまで教えてくれるのがこの本です。これから起業する方には、経営計画を作る前に読んでおいてほしい一冊となっています。

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孫社長のむちゃぶりをすべて解決してきた すごいPDCA―――終わらない仕事がすっきり片づく超スピード仕事術

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この本が起業をしたい方におすすめの理由

この本の著者は孫正義社長のハードな要求に答えてきたソフトバンク株式会社の幹部です。

若干、経営計画とは毛色が違う「PDCA」という仕事術の本ですが、内容は経営計画を作るときに非常に参考になるものとなっています。

この本で書かれているのは

通常の会社は

Plan(計画) → Do(実行) → Check(検証) → Action(改善)

のPlan(計画)に70%以上の労力をかけるが

ソフトバンクは

Plan → Do → Check → Action

のDo(実行)とCheck(検証)に70%以上の労力をかけて

1日単位などの「高速でPDCAを回す形で経営をしているから成功した。」と書かれています。

どんなに立派な計画を作ったとしても、いきなり計画通りに行く可能性は数%もなく、日常の高速PDCAによって、サービスや商品を改善し続けることで、最終的な目標に近づくという考え方になります。

これを「数字の見える化」「解析による因果関係の分析」などを絡めて解説している本になります。経営計画に力を入れることは重要ですが、「どうやってPDCAを回していくのか?」ということの計画も作る必要性があるということを伝えてくれる一冊となっています。

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プランB 破壊的イノベーションの戦略

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この本が起業をしたい方におすすめの理由

この本は「プランB」を作る重要性について書いてある本です。

「プランB」というのは、メインの計画が「プランA」とした場合の代替手段のことです。

アップル、ザラ、アマゾン、グーグル、トヨタ、ペイパル、スカイプ他、20社以上の大企業は、「プランB」を用意していたから、「プランB」で成功した会社だという論点のもと、「プランB」の作り方について解説しています。

海外の本ですので、日本語訳されていますが、とっつきにくい部分があるのが難点ですが、筆者はこの本の考え方をかなり会社経営で実践しています。

「プランA」で上手く行くのであれば、100点満点なのですが、会社を経営すればわかりますが、「プランA」で上手くいくことなんて、ほとんどありません。そのときに「プランB」「プランC」「プランD」をあらかじめ用意しておいて、「プランA」が壁にぶつかったときにすぐに「プランB」を走らせられるかどうかが会社経営では重要なのです。

これから起業する方にも「プランB」の重要性、どうやって「プランB」を立てるのか?を知ってもらうためにおすすめの本となっています。

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SWOT分析による経営改善計画書作成マニュアル

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この本が起業をしたい方におすすめの理由

この本では「SWOT分析」による経営計画・経営改善計画の作り方がかかれています。

経営改善計画となると、起業する方ではなくて、起業した方がある程度経営を実行してからの本というイメージがありますが、起業する前から改善ポイントを把握しておけば、かなり有利に企業のスタートダッシュが切れるはずです。

また、「SWOT分析」というと、いかにも大企業がやるもの、コンサルタントが提案してくるもの、自分のビジネスとは全く関係がないと感じてしまうかもしれません。

しかし、筆者も社長一人の会社を経営する中で、何度も「SWOT分析」で事業計画を立案しています。「SWOT分析」は、自分の強み・弱み、市場の機会・脅威を整理して、そこから「どのような戦略を編み出すのか?」を検討するために、非常に有効的なフレームワークなのです。

この本は、より「SWOT分析」を実用的に生かすにはどうすれば良いのか?にフォーカスして解説してある本ですので、起業前に一読しておくことをおすすめします。

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【CD-ROM付】小さな会社は経営計画で人を育てなさい!

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この本が起業をしたい方におすすめの理由

この本では「経営計画書の運用方法」にフォーカスして書かれています。

中小企業、大企業問わず、多くの会社で「経営計画書」を作って、会社を設立しているのですが、実態の現場では「経営計画書なんて見たことない。」という社員が多かったり、社長自らも「経営計画書のことを忘れて営業に奔走する」方が少なくありません。

経営計画書を会社設立時に作っただけのもの、期初に作っただけのもの、で終わらすのでは「一向に経営は上向かない。」という視点で、どうやって経営計画を運用すれば良いのか?どうやって経営計画を社員に落とし込めば良いのか?がわかりやすく書かれています。

「経営計画」に盛り込むべき要素とその作成の手順を10ステップで解説してあり、経営計画作成・運用に必要なフォーマットダウンロードサービスもあるので、非常にわかりやすく活用できる本となっています。

経営計画の運用方法は、PDCAサイクルを活用したものとなっているため、運用すればするほど精度が上がる設計です。簡単な本ですので、複雑な経営計画書が理解できない経営者の方にもおすすめです。

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ダントツ人気の会計士が社長に伝えたい 小さな会社の財務 コレだけ!

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この本が起業をしたい方におすすめの理由

この本の著者は、顧客企業が2200社、その評判を聞いて毎年150社以上の新規顧客が増え続けているという大人気の会計事務所の代表です。

財務よりの書籍ではあるものの、起業する前に財務の基本を抑えておくことは非常に重要なポイントです。この本のタイトルにもある通りに、この著者が中小企業の経営者に「コレだけは知っておいてもらいたい」という財務のコツに絞って書かれているため、難しい財務や経理の本ではありません。

粗利益に着目し、未来会計図という将来図から逆算した経営計画を作ることなど、この著者の独自の考え方がよく出ている本です。

「財務の数字を活かすためには、どう経営者が動かなければならないのか?」「財務の数字にはどういう意味があるのか?」をわかりやすく伝えてくれる本です。実際に結果を出している会計事務所の本ですので、非常に参考になる点が多い書籍です。数字に弱い経営者にこそ、おすすめしたい本となっています。

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社長の決定【経営計画書編】経営計画は1冊の手帳にまとめなさい

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この本が起業をしたい方におすすめの理由

この本には、経営コンサルタントであり、株式会社武蔵野代表として有名な小山昇氏が300社が導入し、売上アップにつなげた「経営計画書」の書き方をわかりやすく紹介している本です。

実践した経営コンサルティングの要素が詰まっているからこそ、ありきたりな経営論ではなく

「真似も3年続ければ自社のオリジナルになる」
「自分たちで作り出したものは何もない。すべて真似」
「願望は語らない。できること、やっていることだけを書く」
「利益額から、経費→粗利→売上と逆算」
「同じお客に繰り返して使ってもらうこと、喜んでもらうことを基本とする。」
・・・

と、かなり実践に基づいたテーマで本が構成されています。

この本のタイトルにある「経営計画は1冊の手帳にまとめなさい 」というのも、経営計画を作っただけで終わらせずに、いかに社長が運用しなければならないかの解決策を「手帳として持ち歩く」方法として提案しているのです。

経営計画を作っただけの立派な企画書で終わらせないために、非常に重要な解決策を多く用意してくれている本と言えます。

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