海外の起業アイデアを紹介します。海外の起業アイデアは日本に持ち込んでも成功する可能性が高いので「これから起業を検討したいと考えている方」「起業したいけど有望なビジネスプランが見つからない方」は要チェックです。筆者が独断と偏見で「日本に持ち込んでも成功する可能性が高いだろう。かつ、それほど大きな投資は必要ない」と感じるビジネスアイデアを中心に紹介しています。ビジネス英語力が乏しいので不正確な情報があるかもしれませんがご了承ください。
起業アイデアの概要
Honeyfiは2016年に設立された米国の会社が提供しているアプリです。
資産管理アプリというのは
通常は
- 銀行口座残高
- クレジットカード残高
- 毎月の支出
- 加入している保険
- 年金
・・・
など、様々なお金の情報、会計の情報をビックデータで管理する仕様のアプリが多いのですが、Honeyfiが特徴的なのは「夫婦の会話」に重点を置いていることです。
1.お金の情報を夫婦で共有する「Share」
銀行口座やクレジットカード情報などを共有します。ただし、「何を共有するのか?」選択することも可能です。
2.お金の目標(貯金など)を夫婦で設定する「Collaborate」
夫婦の目標設定を決めます。この例では「月45,000円貯金しよう」という例が示されています。
3.目標達成のための意見・提案を言い合う「Communicate」
メッセージアプリのように現状の会計状況に対して、意見を言い合える場です。
たぶん、使い方としては
「このままじゃ目標達成しないから、○○を節約しようよ。」
「目標達成したら、ご褒美に一緒に高級レストランで食事しよう。」
というやり取りでコミュニケーションを取ることが目的とされています。
起業アイデアを日本に持ち込んで成功する可能性
資産管理アプリは日本で言えば「家計簿アプリ」ですが
- 家計簿をつけるのは奥さんだけ
- 家計簿をつける負担が大きく続かない
- 機械的な印象のアプリ(グラフや金額のみ)
というのがボトルネックになっているように感じます。
ベンチャーキャピタルなどから出資を受けるのには「資産管理アプリ」というのは刺さりやすいものです。
例えば、日本人100万人がアプリをインストールして使っていたら
そこから
- 生命保険
- クレジットカード
- 住宅ローン
- 銀行預金
- 資産運用
・・・
と色々なクロスセルが期待できるからです。
しかし、前述した通りで、実際にはアプリのインストールまでできても、
- 続かない
- 他の金融商品のクロスセルに発展しない
ので計画倒れ、絵に描いた餅となってしまうのです。
結局、日本人はアナログな方法で
- 銀行の窓口で相談
- ファイナンシャルプランナーに相談
- 保険の窓口に相談
・・・
対面での相談を重視しているのです。
その根本的な要因は日本人の気質に起因しているような気もしますが
「機械的なデータだけのアプリ」よりも、「エモーショナルなアプリ」の方が重宝されるような気がします。
「お金」を基軸に夫婦の会話を促進させるためには、日本人向けのより良いアイデアが必要かも知れませんが、「お金」という夫婦間で話にくテーマが日常的にポジティブに話せることを促進できるアプリになれば、大きな展開が見込めるビジネスアイデアだと思います。
- 目標達成で夫婦を顧客にしたい企業から協賛商品をもらってクーポンを渡す
- 相手を非難しやすいテーマだから、メッセージをアプリが加工して、ポジティブな言い回しに変換する機能
とか
日本用にカスタマイズして浸透させられれば、非常に有望なアプリになる可能性があるのではないでしょうか。