海外の起業アイデアを紹介します。海外の起業アイデアは日本に持ち込んでも成功する可能性が高いので「これから起業を検討したいと考えている方」「起業したいけど有望なビジネスプランが見つからない方」は要チェックです。筆者が独断と偏見で「日本に持ち込んでも成功する可能性が高いだろう。かつ、それほど大きな投資は必要ない」と感じるビジネスアイデアを中心に紹介しています。ビジネス英語力が乏しいので不正確な情報があるかもしれませんがご了承ください。
起業アイデアの概要
「Swapfiets(スワップフィーツ)」はオランダの会社が提供している自転車の定額購入サービス(サブスクリプションサービス)です。
と思ってしまいますが、たしかに欧米では定額購入サービスが流行っていて、「毎月○○円でブランドバックが届く」「毎月○○円で洋服一式が届く」というサービスが定額購入サービス(サブスクリプションサービス)の基本です。
「じゃあ、毎月自転車が届くのか?」というとそういうわけではありません。
「Swapfiets」では
自転車が壊れた場合
- 12時間以内に新しい自転車を届ける
- 15分以内に自転車を修理しに行く
自転車が盗まれた場合
- 最高40ユーロを支払い、新しい自転車を受け取る
という形で
月額料金:12ユーロ(約1,500円)
というサービス設計です。
実績としては
- オランダ9都市で5,000台以上
- 20,000台の自転車が出荷待ち
という状態です。
また、工夫されているのは「自転車は前輪がブルーになっている象徴的なデザインを採用していること」です。
ですから、数が増えれば増えるほど、走っている人が街中の広告の役割を果たしているのです。
オランダは自転車大国であり、首都アムステルダムでは人間の数よりも自転車の数の方が多いぐらいです。
だからこそ、「自転車がない時間を作らない」サービスが普及しているのです。
起業アイデアを日本に持ち込んで成功する可能性
あると考えます。
日本も自転車大国なのは変わりません。
- 日本では自転車が壊れたとき → 街の自転車ショップに行く
のが一般的です。こちらから出向かなければなりません。
また、自転車購入時には盗難保険が勧められることが多いかと思います。
都内での自転車盗難件数は、平成28年46,427件と、盗難も多いのです。
最近では、都内にレンタルサイクルなどを設置している自治体が増えていますが、残念ながらレンタルサイクルは「元の場所に戻さなければならない不便さ」と「Swapfietsと比較すればあきらかにダサい、乗りにくい設計」になっています。
もし、自転車の方が車よりも利便性が高い都内で
- 盗難時に新しい自転車に交換される
- スマホアプリで故障したら15分以内に修理に来てくれる
- おしゃれなデザイン
- 乗りやすいデザイン
の自転車が月1,500円で利用できるとしたら・・・
流行る要素は十分にあると考えられます。
自転車の定額購入サービスは、新しい「定額購入サービス」の捉え方であり
- レンタルでなく所有したい
- 壊れても大丈夫な形で気軽に使いたい
という両者の思惑を解決する解決策になりうるのです。
十分に日本でも展開できそうなビジネスモデルと言えます。