【実践編】ビジネスで成功できる起業アイデアの作り方。間違った起業アイデアの作り方が横行している!?

man
「起業したいんだけど、これと言った起業アイデアが思いつかない」
「起業アイデアってどうやって作れば良いのだろうか?」

という起業家の方も少なくありません。今回は起業アイデアの作り方をテーマに解説したいのですが、世の中にある起業本には「実際にそんな方法で起業アイデアなんか生まれないよ。」と思ってしまうものがたくさんあります。今回は、間違った起業アイデアの作り方も含めて解説します。

間違った起業アイデアの作り方

書籍やウェブサイトに書いてある「起業アイデアの作り方」は概ねこのような流れになっています。

  1. 自分の強みを知る
  2. 自分の好きなこと、得意なことを考える
  3. 既存のサービスに改善する余地がないか考える
  4. 2つのサービスを組み合わせて違うサービス位ならないか考える
  5. 困っている方や悩みにフォーカスする
    ・・・

と、ありふれたブレーンストーミングの発想法が載っています。

しかし、経営する最大の目的は

  • 経営で成功すること
  • 十分な利益を出すこと

であって、

  • 画期的なアイデアを出すこと

ではありません。

どんなに画期的な起業アイデアがあったとしても、ビジネスとして成立させられなければ絵に描いた餅です。

起業したい方にとっては

起業アイデアを作る方法

ではなく

ビジネスで成功できる起業アイデアを作る方法

が必要なのです。

ここを忘れずに、起業アイデアの作り方について解説していきます。

ビジネスで成功できる起業アイデアの作り方

パターン1.働いてきた会社のビジネスモデルの改善で起業する

1.ベースは、今まで経験してきた事業ドメインで考える

基本的なベースは会社員の時代にやってきた事業ドメインで考えるべきです。

なぜなら、

インターネット広告代理店で勤務していた方が
いきなり不動産会社で起業しようとしても

ベースにある不動産ビジネスの流儀を理解していないのですから

  • 不動産ビジネスのお金お流れがわからない
  • 不動産ビジネスの顧客の声を聞いた経験がない
  • 不動産ビジネスの顧客の声を聞ける環境になり
  • 不動産会社で働く会社員の声を聞いたことがない
  • 不動産会社の収支(PL/BS)の平均値が分からない
  • 不動産会社大手の状況
    ・・・

のですから、どうしたって、起業アイデアを思いつく前提の情報量が圧倒的に不足してしまうのです。

顧客の声、業界のお金お流れ、働く社員の声、競合の情報・・・などは、どんなに不動産ビジネスの書籍を読んでも書いてありません。

concierge
どの業界であっても、経験していなければ知ることのできない情報が膨大にあるのですから、会社員の時代に携わったことのない事業ドメインで起業アイデアをひねり出そうとしても、ほとんどが失敗におわります。
man
「経験していないからこそ、画期的なアイデアが出せるのでは?」

少なくとも、私はそうは考えません。

実情が分からない状態で画期的なアイデアを出そうとしても、顧客の声も知らないのであれば、画期的なアイデアは生まれても、経営で成功できるビジネスアイデアになるとは思えないのです。

man
「未経験の業界だから、画期的なアイデアが生み出されたのかもしれません。」

という起業成功者の声を聞いたことがあるかもしれませんが、これは結局新しい業界で顧客の声などを聞いてから、ビジネスモデルを作りなおして、成立させたビジネスモデルのものがほとんどです。

何も知らない業界で、起業時のビジネスモデルが画期的なまま進むことはほとんどないのです。

man
「成功している経営者は、未経験の業界に進出する方が多いけど?」

はい。

彼らは「経営での成功経験」という武器があります。

すでに成功をしたことのある経営者は、未経験の業界に突入しても、高い確率で成功します。

「成功の法則」を体得しているからです。

しかし、今回は起業アイデアですから、はじめての起業を想定しています。はじめの起業であれば、知っている業界をベースにスタートすることが大前提になるのです。

2.その業界の会社で働いていた時の不満を書きだす

勤続年数が長ければ長いほど、色々な不満を感じているはずです。

  • 自分が感じた不満
  • 同僚が感じていた不満
  • 顧客の不満
    ・・・

「もっと、こうすれば利益が上がるのに」
「もっと、こうすればお客さんに喜んでもらえるのに」
「もっと、こうすれば効率よく仕事ができるのに」

様々な問題意識を持って働いていたはずです。

しかし、実際にそれを会社に100%意見を伝えているかと言うとほとんどの人はそうではないはずです。

  • アイデアを出せば、自分がやるはめになる
  • アイデアを出すことで、不利益を被る同僚や上司がいる
  • 失敗したら責任だけが増える
  • 成功しても給料が上がるとは思えない
    ・・・

色々な理由はありますが、問題意識を持っても、会社員の時代はそれを全部実現できるものではないのです。

これを可能な限り掘り起こして、自分だったら「この会社のビジネスモデルをこうやって改善する」という起業アイデアに変換すれば良いのです。

起業アイデアというといかにも「画期的なアイデア」である必要が出てきてしまうイメージですが、そんなことはないのです。

ソフトバンクが端末料金0円にして、売上を飛躍的に伸ばした時も、

やったことは「既存の携帯料金の支払いを分割払いにする」というだけの既存の携帯会社の改善アイデアです。当時は端末料金3万円~5万円で端末料金の支払いに不満を持つ方が多かったのですから、顧客の不満を解消する改善アイデアとして有効だったのです。

改善のアイデアも、顧客の不満を解決するものであれば、十分に強い武器になるのです。

3.思いついた改善アイデアの感触を確かめる

思いついた改善アイデアを起業アイデアとして

  • 昔の同僚
  • 昔の顧客
  • 昔の上司

に意見を聞きに行きましょう。

その業界に精通している方の意見ですから

辛辣な意見をもらうことも、適当に高評価されることも、あるかもしれませんが、自分では気づかなかった発見があるはずです。

ここぞとばかりに昔の人脈を頼って、自分の起業アイデアをぶつけてみましょう。

パターン2.会社員時代に培ったスキルをベースに考える

1.ベースは、今まで経験してきた自分のスキル

重要なのは、今まで働いてきた中で「自分がここなら負けないスキルと感じるスキルは何か?」という視点です。

インターネット広告代理店に勤務していた方の中でも

  • コンサルティング営業の能力が高い方
  • WEBマーケティングの知識があり、顧客の売上を伸ばせる方
  • メディアの開発、広告枠の設計に強い方
    ・・・

色々なスキルを持った方がいます。

まずは、ここなら他の人に負けないというスキルを洗い出します。

自分のスキルを前提にすることで起業の成功率を高めることができるのです。

大企業であれば資金が十分にあるので、新事業をはじめたとしても、はじめからそのスキルを持った優秀な社員を雇用することができます。しかし、起業したばかりの会社の場合は、誰も働いてくれません。優秀なそのスキルを持った方を雇用するお金もなければ、魅力も生み出せないのです。

だとすれば、自分がやるしかないのですから、自分がやることを前提にすればそのスキルを持っている前提のビジネスモデルでないと成功できないのです。

ベンチャーキャピタルなどから出資を受けて、資本が数億円規模で潤沢にある場合を除けば、自分のスキルが起業時の最初の経営資産といっていいでしょう。だとすれば、それを前提に起業アイデアを検討するべきなのです。

2.スキルを展開する

自分が培ったスキルを別の業種、別の使い方、に展開、もしくは限定することで差別化できる起業アイデアができます。

例えば

WEBマーケティングの知識があり、顧客の売上を伸ばせる方

そのままの起業アイデア

  • WEBマーケティングコンサルタントとして起業

改善する

  • 報酬を完全成果報酬にして、利益が上がらなければ報酬が発生しないWEBマーケティングコンサルタントとして起業

限定する

  • 不動産業界専門のWEBマーケティングコンサルタントとして起業
  • 人事採用専門のWEBマーケティングコンサルタントとして起業
  • SEO専門のWEBマーケティングコンサルタントとして起業

サービスを深掘りする

  • WEBマーケティングと同時に煩雑なマーケティング業務を担当する人材派遣を提供する。顧客は一括でアウトソーシング可能

単純に自分のスキルをそのまま起業アイデアにすると、競合優位性が生まれてきません。

全国1位のスキルがあるのであれば別ですが、会社で1位ぐらいが関の山です。

しかし、業種やターゲット、サービスを限定していくと、じょじょに全国1位に近づいていくはずです。

WEBマーケティングのスキルとしては「会社では上位だが全国と言われるとちょっと・・・」という方でも

「不動産業界で、賃貸物件の、女性向けのWEBマーケティングであれば、右に出る人はいないスキルを持っている」

というようにセグメントを絞り込めば、それがそのまま全国1位のスキルになることも少なくないのです。

起業直後は、数万人の顧客が必要なわけではありません。

数十人でも十分に食べていけるのです。

だとすれば、セグメントを上手にきることで、他社に負けない競合優位性を作ることができるのです。

パターン3.成功した起業事例のビジネスモデルを少し変えてモノマネする

1.成功した起業事例を可能な限り集める

起業アイデアを一から自分で考える必要性は皆無です。

起業アイデアは、パクっても、法律的に権利を侵害しないものであれば全く問題ないのです。

まずは起業の成功例をかき集めましょう。

  • 経済専門誌
  • ビジネス雑誌
  • 国内起業情報サイト
  • 国内ビジネス情報サイト
  • 海外起業情報サイト
  • 海外ビジネス情報サイト
  • 起業セミナー

成功という位置づけが重要です。

話題になった起業アイデア:×
画期的な起業アイデア:×
儲かっている起業アイデア:○

です。

起業アイデアが画期的でテレビや雑誌で取り上げられるビジネスモデルは少なくありません。しかし、それらのビジネスモデルの多くは、数年後に経営破たんしているのも事実です。

起業アイデアを集めるときに注意しなければならないのは「利益が上がっている起業アイデアかどうか?」です。判断できないときは会社の運営歴を確認すると良いでしょう。長く続いている起業アイデアであれば、利益が出ていることの裏付けと言えます。

2.自分の経験やノウハウでできそうな起業事例を探す

集めた成功した起業事例の中から

  • 興味があるもの
  • 自分でできる余地がありそうなもの

を絞り込みます。

3.少しだけ変えてみましょう。

興味がある起業事例を

  • 自分がいた業界にずらしてみる
  • 自分が持っているスキルにずらしてみる
  • 海外で成功した起業事例をそのまま日本にもってくる
  • 自分の経験から少しだけ改善を加えてみる
    ・・・

「少しだけ」で構わないので

  • 自分の経験
  • 自分の知識
  • 自分のノウハウ
  • 自分の人脈

が行かせる形に少しだけずらす「小ずらし」してみるのです。

成功した起業事例を少しだけ変えたものであれば、成功する可能性が高いのは言うまでもありません。ここに自分だからできるスキルや考え方が付与できれば成功率は上がるのです。

パターン4.起業してから考える

「ビジネスアイデアは、起業する前に考えるもの」

と思っている方も少なくありません。

しかし、「会社員として得られる経験や見方」と「起業してから経営者として得られる経験や見方」には大きな差があるのも事実です。

だとすれば、画期的なビジネスアイデアは起業する前に生み出す必要がそもそもないのです。

  1. ありきたりなビジネスモデルで起業する
  2. 会社を経営する中で顧客の声を聞く
  3. 顧客の不満を解消する形のビジネスアイデアを思いつく
  4. 安定した収益が確保できた次のステップとして他の会社がやっていないビジネスモデルを新事業として実行する

という手順でも、全く遅くないのです。実際この方法の方がビジネスアイデアの成功率は格段にあがるはずです。

ありきたりなビジネスモデルの会社を設立し、経営しながら画期的なビジネスモデルを見つける方法も十分に検討する価値があります。

まとめ

【実践編】ビジネスで成功できる起業アイデアの作り方には

  1. 働いてきた会社のビジネスモデルの改善で起業する
  2. 会社員時代に培ったスキルをベースに考える
  3. 成功した起業事例のビジネスモデルを少し変えてモノマネする
  4. 起業してから考える

という4種類の作り方があります。

どれが正解ということはありませんが

共通しているのは

  • 自分が培ってきた経験
  • 自分が培ってきたスキル

を前提にして起業アイデアを作る

ということです。

「全く知らない業界に飛び込む」というのは聞こえはいいものの、「起業」でやるというのはかなり成功率は落ちてしまう行為です。新しい業界で起業して成功したいのであれば、その業界で3年ぐらいは下働きしてからの方が成功率は上がるのです。

concierge
「隣の芝生は青い」状態で別の業界に魅力を感じることは間違えではありませんが、今まで培ってきた経験やスキルこそ、起業時、唯一の会社の資産ですから、それを有効に活用しない手はないのです。この大前提を意識しながら起業アイデアを作ることをおすすめします。

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