起業経験者100名のヒアリング調査「起業失敗体験談」「起業前にしておけば良かったこと」

実際に起業を経験した経営者に

  • 「起業失敗談」
  • 「起業時の会社の状況」
  • 「起業時の資金調達方法」
  • 「起業前にしておければ良かったこと」
  • 「起業を検討している方へのアドバイス」

をヒアリング調査しました。起業を検討している方の参考データとしてご活用ください。

起業経験者100名のヒアリング調査

  • ご協力いただいた起業経験者:40名
  • リサーチ期間:2017年7月1日~2017年7月8日

※一度で集めたものではなく、ご協力いただける方が見つかった場合にいくつかの項目で質問をさせていただいております。
※常に情報は追加・更新しています。

リサーチに回答いただいた起業経験者の属性データ

性別

性別 回答数 割合
男性 22人 55.0%
女性 18人 45.0%

業種

業種 回答数 割合
農林水産・鉱業 0人 0.0%
建設業 0人 0.0%
製造業(食料品) 0人 0.0%
製造業(飲料) 0人 0.0%
製造業(衣服、繊維工業) 0人 0.0%
製造業(木材・木製品・家具、紙・パルプ) 0人 0.0%
製造業(印刷・同関連業) 0人 0.0%
製造業(化学工業、化粧品、医薬品) 0人 0.0%
製造業(鉄鋼業・非鉄金属・金属製品) 0人 0.0%
製造業(一般機械器具) 0人 0.0%
製造業(電気機器、家電・AVなど情報通信機器) 0人 0.0%
製造業(自動車) 0人 0.0%
製造業(その他) 1人 2.5%
電気・ガス・熱供給・水道業 0人 0.0%
通信業 1人 2.5%
市場調査 0人 0.0%
その他情報サービス業 3人 7.5%
放送業、新聞・出版業、映像・音声制作業 1人 2.5%
広告業・広告制作業 1人 2.5%
運輸業・郵便業 0人 0.0%
卸売・小売業(各種商品、百貨店・スーパー・コンビニ) 1人 2.5%
卸売・小売業(繊維・衣服・織物・身の回り品等) 1人 2.5%
卸売・小売業(飲食料品) 1人 2.5%
卸売・小売業(自動車) 0人 0.0%
卸売・小売業(電気機器、家電・AV機器等) 0人 0.0%
卸売・小売業(その他) 1人 2.5%
銀行業 0人 0.0%
保険業 0人 0.0%
その他金融業 0人 0.0%
不動産業 2人 5.0%
専門・技術サービス業、学術研究 4人 10.0%
飲食店、宿泊業 3人 7.5%
教育、学習支援業 4人 10.0%
医療業 0人 0.0%
福祉関連業(社会保険・社会福祉・介護) 1人 2.5%
その他サービス業 11人 27.5%
公務 0人 0.0%
その他(該当なし) 4人 10.0%

起業時データ

起業時年齢

起業時年齢 件数 割合
10代 1人 2.5%
20代 14人 35.0%
30代 20人 50.0%
40代 5人 12.5%
50代 0人 0.0%
60代 0人 0.0%
70代 0人 0.0%

起業時の社員数

起業時の社員数 件数 割合
1人 19人 47.5%
2人 11人 27.5%
3人 5人 12.5%
4人 3人 7.5%
5人~10人未満 2人 5.0%
10人~ 0人 0.0%

起業資金

起業資金 件数 割合
100万円未満 14人 35.0%
100万円~200万円未満 11人 27.5%
200万円~300万円未満 1人 2.5%
300万円~500万円未満 8人 20.0%
500万円~1000万円未満 3人 7.5%
1000万円~2000万円未満 3人 7.5%
2000万円~5000万円未満 0人 0.0%
5000万円~1億円未満 0人 0.0%
1億円~ 0人 0.0%

起業資金のうち自己資金

起業資金のうち自己資金 件数 割合
100万円未満 19人 47.5%
100万円~200万円未満 10人 25.0%
200万円~300万円未満 0人 0.0%
300万円~500万円未満 9人 22.5%
500万円~1000万円未満 1人 2.5%
1000万円~2000万円未満 1人 2.5%
2000万円~5000万円未満 0人 0.0%
5000万円~1億円未満 0人 0.0%
1億円~ 0人 0.0%

起業資金の調達方法

起業資金の調達方法 件数 割合
日本政策金融公庫 4人 10.0%
信用保証協会の制度融資 1人 2.5%
マル経融資 0人 0.0%
銀行からの融資 4人 10.0%
信用金庫からの融資 0人 0.0%
自己資金 15人 37.5%
個人での借入(消費者金融等) 1人 2.5%
親や兄弟、親戚からの借入 6人 15.0%
知人からの借入 7人 17.5%
親会社からの出資 1人 2.5%
他企業からの出資 0人 0.0%
ベンチャーキャピタルからの出資 0人 0.0%
補助金・助成金 1人 2.5%
ソーシャルレンディング 0人 0.0%
その他(該当なし) → 次の設問に答えてください。 0人 0.0%

起業後の経営データ

事業歴

事業歴 件数 割合
1年未満 1人 2.5%
1年~2年未満 8人 20.0%
2年~3年未満 6人 15.0%
3年~5年未満 11人 27.5%
5年~10年未満 7人 17.5%
10年~20年未満 6人 15.0%
20年~ 1人 2.5%

損益分岐までの期間

損益分岐までの期間 件数 割合
3か月未満 6人 15.0%
3ヶ月~6か月未満 8人 20.0%
6カ月~1年未満 4人 10.0%
1年~1年半未満 10人 25.0%
1年半~2年未満 6人 15.0%
2年~3年未満 4人 10.0%
3年~ 2人 5.0%

起業後の経常利益

起業後の経常利益 1期目 2期目 3期目
1億円~の黒字 0人 0人 1人
5000万円~1億円未満の黒字 0人 0人 1人
3000万円~5000万円未満の黒字 1人 1人 1人
1000万円~3000万円未満の黒字 1人 2人 0人
500万円~1000万円未満の黒字 2人 2人 2人
300万円~500万円未満の黒字 2人 1人 1人
200万円~300万円未満の黒字 1人 3人 4人
100万円~200万円未満の黒字 4人 4人 2人
50万円~100万円未満の黒字 3人 4人 5人
~50万円未満の黒字 6人 9人 13人
~50万円未満の赤字 9人 8人 4人
50万円~100万円未満の赤字 4人 3人 1人
100万円~200万円未満の赤字 3人 2人 0人
200万円~300万円未満の赤字 3人 0人 1人
300万円~500万円未満の赤字 0人 0人 0人
500万円~1000万円未満の赤字 0人 1人 0人
1000万円~3000万円未満の赤字 1人 0人 0人
3000万円~5000万円未満の赤字 0人 0人 0人
5000万円~1億円未満の赤字 0人 0人 0人
1億円~の赤字 0人 0人 0人
このときまでに解散している 0人 0人 4人

548件のコメント

起業経験者の属性データ

職種:飲食店、宿泊業
起業した会社の所在地:大阪府

起業時データ

起業時の社員数:3人
起業時の資金:200万円
起業時の資金のうち自己資金:200万円
起業資金の資金調達方法:自己資金

起業後の経営データ

損益分岐までにかかった期間:26ヶ月
事業歴:3年
1期目の経常利益:50万円~100万円未満の赤字
2期目の経常利益:~50万円未満の赤字
3期目の経常利益:~50万円未満の黒字

起業してから最も苦労した点・一番大きな失敗

改装と集客に苦労しました。雑居ビルの一室を借りて、ゲストハウスを運営しているのですが、改装するためのコストを削減するために、ベッドルームやシャワールームを含むすべての内装を自らの行い、見積もりより20万近く抑えることが出来ました。その際、設計や工事も独自のやり方で行ったため、失敗を繰り返し、時間も大量に費やしました。集客に関しましては、友人の口コミやFacebookページでのみ行っており、一週間に6人程度を獲得するので精一杯でした。限界を感じたため、Airbandbに登録し、格段に増えました。それに加え、ホームページも自ら作成し、魅力を伝えるための工夫を凝らしました。全員が学生だったため、全てが独自のやり方で貫いていたため、様々な小さな問題にも直面しました。

起業前にしておけば良かったと思うこと

財務や会計の勉強をもっとするべきだったと後悔しております。まず起業をしたきっかけが、宿泊場所の数が足りていない現状があるというシンプルなものでした。需要があるため、すぐに黒字にできると甘い考えをしていました。そのため、経営を始めてから税金や公共料金のリアルさを知り、うまくお金を回すことが出来ませんでした。増改築のための資金を自己資金では賄えない状態で、借入等も考えましたが、まだまだ知識が足りていないと感じたため、諦め続けています。一般的にこのような経験をする方は少ないかもしれませんが、現在学生の方でノリ的なもので起業される方は、サービス以外のお金の事や管理の部分についても前もって勉強し、考えておくことをお勧めします。

起業を検討している方へのアドバイス

学生目線でお話ししたい思います。最近では、”学生起業家”というフレーズをよく耳にしますが、インターネットの普及により会社を立ち上げることは可能になりました。しかし、起業すること自体が難しいのではなく、黒字まで回復させ継続させることが出来る人は一握りだと思われます。ご自身の経験やスキルは非常に役に立ちます。しかし、始めてから見えてくる問題もたくさんありますので、起業する業界の経験者の方に多くのお話を聞いてリスクを把握しておく事がよいでしょう。私は”学生が運営していいる宿では安心して泊まることが出来ない。”と言われたこともあります。世間一般的に信用がない立場ですが、だからこそ認めてくれる方がいて、やりがいを感じる事が出来ています。失敗は必ずします。そこで諦めず、勉強し、次につなげることが何よりも大切です。

起業経験者の属性データ

職種:広告業・広告制作業
起業した会社の所在地:東京都

起業時データ

起業時の社員数:2人
起業時の資金:300万円
起業時の資金のうち自己資金:300万円
起業資金の資金調達方法:自己資金

起業後の経営データ

損益分岐までにかかった期間:10ヶ月
事業歴:2011年
1期目の経常利益:50万円~100万円未満の黒字
2期目の経常利益:300万円~500万円未満の黒字
3期目の経常利益:1000万円~3000万円未満の黒字

起業してから最も苦労した点・一番大きな失敗

人材の確保と、管理が一番苦労しました。経営をするという事を漠然としかりかいしておらず、やりたい事をやる為に起業を選んだため、成功哲学等を読んで自分がやれる気になってしまっていたんですね。実際に自分で営業をして、クライアントとのやり取りをし、外注に発注するあたりまでは順調だったものの、コスト管理の低さ(気前よく社員や、外注に支払いを多めにしたり)が特に顕著に表れ、人を雇うという事の難しさを痛感致しました。例えば、給料を多く払うと社員の能力ややる気はあがるのでしょうか?答えはNOです。確かに一時的に上がる人たちはいますが、増やした分の利益をその社員が上げてくれるとは限りません。お金は大変重要ではありますが、やはり企業理念や、自身の能力、横のつながりなど、人を引き付ける為の努力と考えはキッチリと持っておくべきでしたね。結果として不遇の時代を経て立て直すのに約2年かかってしまいました。

起業前にしておけば良かったと思うこと

財務の勉強をもっとしておくべきだったと思います。またコスト意識を徹底的に持っておくべきでしたね。起業をして一番やってはいけないのが”見栄をはる”という事です。営業で多少大げさに言う程度であれば結果が伴えばよいかもしれませんが、”見栄をはる”と何一つ良い事はありません。更に見栄をはってしまうと、様々な支払いが膨れ上がっていきます。自分がどう思われたいか?ではなく、いかにコストを下げ、売上を上げる事で、会社としてどう存続、繁栄していくかという点に力を全力で入れる冪でした。更に、税務関係を税理士に一任していましたが、ここも知識があるかないかで雲泥の差が開きます。確固たる信頼があって丸投げするのであればいいでしょうが。税理士も様々です。税理士自体を見極める力も必要ですし、作成された書類等を理解する力も必要です。営業が出来ようが、人脈が多かろうが、お金を会社に残すための数字の知識が無いと会社はうまくいきません。この点は徹底的に身に着けておくべきでした。

起業を検討している方へのアドバイス

勢いをつけないと起業は中々できません。また、共同経営で始めようと考えられる方もいるでしょう。その際に気をつけた方が良いのは、自分自身だけでいくらの利益を残せるのか?をキッチリと把握し、実行できる環境を用意する事です。仮に、共同経営者と飲食店を立ち上げたとします。パートナーが料理長、自身が広報を担ったとしても、パートナーが倒れてしまえば店が回りませんよね?いくら宣伝だけが出来ても会社は回りません。だから起業した最初の事業は、自分自身ができる業種をキッチリと見極めて勝負する必要があります。後、起業した当初はいかに一日を赤字で終わらないかを意識すべきです。(VCが入っていて長期戦略を考えている等は例外があります)自身の事業で赤字になるのであれば、損益分岐点がどこで、きっちりとそれに向かっているかも考えるべきですし、そもそも長期的に赤字になるようでしたら、睡眠時間を削ってでも他の仕事と両立しながら事業を膨らませるべきです。”起業をするには勢いが必要”ですが、勢いだけだと必ず失敗します。勢いに振り回されない裏付けする知識や努力が必ず必要になってきます。

起業経験者の属性データ

職種:卸売・小売業(自動車)
起業した会社の所在地:長野県

起業時データ

起業時の社員数:1人
起業時の資金:300万円
起業時の資金のうち自己資金:100万円
起業資金の資金調達方法:自己資金

起業後の経営データ

損益分岐までにかかった期間:24ヶ月
事業歴:5年
1期目の経常利益:50万円~100万円未満の赤字
2期目の経常利益:100万円~200万円未満の赤字
3期目の経常利益:~50万円未満の赤字

起業してから最も苦労した点・一番大きな失敗

起業をしてから最も苦労した点は資金繰りです。取引先より注文を頂いても、仕入れ資金の不足などでお客様の希望納期に間に合わないことが度々発生しました。取引先との支払い条件を見直しながら資金繰り改善に取り組みましたが、一番影響があったのは売掛け金の回収期限短縮でした、事業を始めたばかりなので、顧客獲得につながるように支払い条件について顧客要望を取り入れすぎたことにより、資金繰りにかなりの影響を受けました。このように一番苦労した点は資金繰りで、一番大きな失敗も資金繰りです。今も資金繰りが大きな課題の一つですが、収入と支出のバランスを把握して以前よりは計画的に対応することが可能になってきています。一時的に注文が増えることも資金繰りにすぐ影響がでるので、気を付けています。

起業前にしておけば良かったと思うこと

起業して苦労した点はから考えると、起業資金を貯めることが一番先に挙げられると思います。起業時にも公的金融機関や銀行から創業資金として借り入れができますが、自己資金で起業した方が起業後の借入をする際に各金融機関の印象がとてもよいと思います。マーケティングや営業スキルを積極的に勉強しておけば良かったと思います。その他にも経理のことは基本的な知識程度を知ってると会計士や税理士と話すときに内容が分かりやすいと思います。人脈作りは起業前にしてあると、困った時などに相談などができ、何事にも意思決定の役に立つと思います。起業して成功している人の話を聞いたり、本など読むともっと起業へのモチベーションが上がると思います。

起業を検討している方へのアドバイス

起業前の準備では多くを想定する事が良いと思います。運転資金、設備資金、その他起業に掛かる免許や申請許可など、いろいろ各事業によって必要な準備があると思います。自分自身もつい値下げをして売り上げにつなげたいと思ってやってしまうのですが、顧客獲得には値下げなどは一時的に有効ですが、資金繰りからするとかなりの影響を受けるので安易にしないほうが良いと思います。自分が提供する商品やサービスを喜んで頂けるお客様を獲得を目指しましょう。起業した後は計画した通りに進まない事が多々起こりますので、失敗してもあきらめないで、小さい失敗から学びそして次の成功へとつなげるように努力していくことが重要になると思います。

起業経験者の属性データ

職種:その他情報サービス業
起業した会社の所在地:大阪府

起業時データ

起業時の社員数:3人
起業時の資金:10万円
起業時の資金のうち自己資金:10万円
起業資金の資金調達方法:自己資金

起業後の経営データ

損益分岐までにかかった期間:3ヶ月
事業歴:1年
1期目の経常利益:~50万円未満の黒字
2期目の経常利益:50万円~100万円未満の黒字
3期目の経常利益:50万円~100万円未満の黒字

起業してから最も苦労した点・一番大きな失敗

最も苦労した点:私は自分が所属していた大学の、大学生と学生街を繋げるWebサイト運営を行っておりました。その中で苦労したのが、初期の段階で近隣店舗に協力を依頼する事でした。メリットの説明をする中で、本当に店舗側にも良い結果になるのかという点についての説明を求められる度に自分のやっている事は学生側にしかメリットが無いのではないか、または自分の自己満足なのでは無いかと悩まされました。一番大きな失敗:特段大きな失敗はありませんが、やはり学生ビジネスであるため店舗側からのクレームは多かったです。◯◯無料、といったサービスを提供した際にその商品しか頼まない、食べ放題飲み放題の度に無茶をする学生が多く、その度に提携店舗からのクレームは絶えませんでした。

起業前にしておけば良かったと思うこと

細々と仲間とやっていたため、起業した事によって何かが出来なくなったという意識は無いのですが、もし起業していなければやりたい事は以下2点です。体育会への入部。自分は高校時代も、進学実績を重視する高校で勉強漬けであったため、あまり運動経験がありませんでした。そう思うと、大学生時代はスポーツを簡単に始めるきっかけの最後のチャンスだったのでは無いかと思う事はあります。飲食店バイト上記にも通じますが、バイトの王道の飲食店でのバイトを経験してみたかったなと思う事はあります。顧客として接する上で、やはり飲食業に従事する若い方は非常に活力があると感じます。今後年を重ねていくにつれて、居酒屋等で元気な同年代の若者達と働く事が無いと思うとなぜかとても寂しく感じます。

起業を検討している方へのアドバイス

月並みな発言にはなりますが、まずはやってみてください。何でもやれば良い訳では無いですが、初期投資の少ない事業を志している方は明日からでもやって下さい。理由は以下2点です。就職に役立つ。私は就職を機に事業を後輩に譲っていますし、収益も然程あげてはいないのですが、就職活動の中でも起業を通じた失敗や成功を活かす事ができていると感じます。就職活動だけでなく、企業活動の中でもその経験は活きており、社会経験の面で同期よりも一歩リードしていると感じます。楽しい事は続けられる。バイトをしている人たちとの比較になりますが、自分のやりたい事・自分の想い描くビジョンに向かって活動する事はとても楽しいです。時給はそれほど差がなくても事業に費やす時間は無駄と思ったり、辛いと思う事は無く続ける事ができます。

起業経験者の属性データ

職種:その他サービス業
起業した会社の所在地:東京都

起業時データ

起業時の社員数:1人
起業時の資金:100万円
起業時の資金のうち自己資金:100万円
起業資金の資金調達方法:その他(該当なし) → 次の設問に答えてください。

起業後の経営データ

損益分岐までにかかった期間:20ヶ月
事業歴:2年
1期目の経常利益:このときまでに解散している
2期目の経常利益:このときまでに解散している
3期目の経常利益:このときまでに解散している

起業してから最も苦労した点・一番大きな失敗

顧客の獲得が思ったよりうまくいかなかったです。ツテがあると思い込んでいましたが、信頼が足りなかったのか、なかなか自社のサービスを利用してくれる人がいなくて、信頼していると思っている人から次々と融資やサービスの利用を断られてしまい、顧客の獲得に関してはとても心が折れたように思います。ただの薄い人間関係がいかに多いかということを思い知りました。顧客がないということはそれだけ売り上げが皆無ということなので、全く無収入の月ばかりが続きました。自宅で事業を行っていたためオフィス代が払えないことはありませんでしたが、しばらくは居酒屋でバイトをしながらの生活でした。宣伝の仕方もノウハウもなかったので、顧客がないまま終わってしまいました。

起業前にしておけば良かったと思うこと

人脈作りをする。これにつきると思いました。そしてたくさん情報収集してたくさんの知識や人脈を作るべきだと思います。人脈をつくるとはいえ、同じ業種の仕事ばかりでなく様々な種類のお仕事についての意見が聞けます。おじさんおばさんの会話はつまらないと高をくくっている人がいるようですが、出会った人との縁は大切にしておき、いつか自分自身の財産になります。しっかり相手の話に耳を傾け、少しでも多くの情報を吸収してやるという気持ちでいるべきでしょう?今やクラウドファンディングや投げ銭ができるnoteがいいサービスでしょう。それらのサービスを利用しながら自分自身を発信できれば、より多くの人の目に留まりすぐに仕事が舞い込んできたはずなのです。

起業を検討している方へのアドバイス

とにかくたくさんの人に会って会って会いまくること。そしてたくさん話すこと。インターネットの技術が発展したことで、何でもスマートデバイスを使いこなさなければいけない状態になってしまった。それらのサービスを大いに活動しているだろうか。今やほぼすべての案や塾不足という理由で発信したり発信したり出来る権利がある。どんどん発信して自分の価値を高めるべきでしょう。自分の価値をたかめたら、それこそ顧客の獲得につなごりますし、面白い話もたくさん聞けるでしょう。信頼できる人脈をつくっているかいないかで、会社を続けるモチベーションが格段に違ってくるし、そもそも会社が継続できるかという問題にすぐにぶつかってしまう。たくさんの人に会ってたくさんの人脈を作りましょう。

起業経験者の属性データ

職種:教育、学習支援業
起業した会社の所在地:北海道

起業時データ

起業時の社員数:1人
起業時の資金:80万円
起業時の資金のうち自己資金:80万円
起業資金の資金調達方法:その他(該当なし) → 次の設問に答えてください。

起業後の経営データ

損益分岐までにかかった期間:3ヶ月
事業歴:13年
1期目の経常利益:~50万円未満の黒字
2期目の経常利益:50万円~100万円未満の黒字
3期目の経常利益:100万円~200万円未満の黒字

起業してから最も苦労した点・一番大きな失敗

人からの薦めがあって始めた仕事であるが、薦める人はやはり好都合なことしか言わないものだと実感した。1人で始めたため頼りにできる周囲の力も特になく、模索しながらどうにか進めてきた。始めるにあたり、同じ業種の方の苦労話なども参考に、もっと入念に調べておけばよかったと後悔することもあった。どんな職業であれ、良いことばかりではないことを実感できた。「自分1人でする仕事だから、時間の都合はいくらでもつけられる」と言われたが、実際に始めてみると、顧客あってこその自分であることを実感し、顧客のためを考えると自分の自由な時間を削って働くことは否めない。いくら信頼できる相手でも、良い話にはやはり裏があることも知らなかったのは自分の落ち度である。その後、自分の力でここまで発展させることができたから今となってはひとつの経験談となっている。

起業前にしておけば良かったと思うこと

働く時間に見合う収入があるかどうかはもちろんのこと、実際に希望の収入を得られるまでにどのような工夫が必要で、どれくらいの期間を要するかをざっとでも計算しておく必要はあったかなと思う。実際には10年でだいたいの相場収益を得られるようになったが、この10年間は正直辛かった。また、家族がいる身であったため、子育てにかかわる時間と仕事の時間の兼ね合いもしっかり考えておく必要があった。私生活と仕事の両立は、会社努めにはそれ相当の苦労があるが、起業する身となればもっと苦労は大きいことを、何らかの形で情報集めが必要だったと思う。また、一度起業すると、会社を辞めるようにすんなりと辞めることはできない。顧客あっての自分である、その重要性をしっかり心得ておくべきだった。

起業を検討している方へのアドバイス

起業する=自分にすべての責任がのしかかって来ることを厳重に受け止めてから始めるべきだと思います。自分1人での仕事である分にはかまわないけれど、養わなければならない家族がいたり、信頼関係を築く顧客がいたりする場合は特にそう。また、従業員を雇う企業となれば、その責任感は従業員の家族をも巻き込むくらい大きなものとなることを忘れてはいけないと思います。自分のやりたいことが、自分はもちろん、周囲の人々にとって有益であるかどうか、そこまで考える必要があるでしょう。収入や自己満足のためだけで簡単に始めると、後になって後悔するときが来ると思います。やってみなければわからない、と言う人もいますが、始めてしまうと簡単にはやめられない、という心構えを持つべきです。

起業経験者の属性データ

職種:その他サービス業
起業した会社の所在地:東京都

起業時データ

起業時の社員数:1人
起業時の資金:2000万円
起業時の資金のうち自己資金:500万円
起業資金の資金調達方法:日本政策金融公庫

起業後の経営データ

損益分岐までにかかった期間:27ヶ月
事業歴:2013年
1期目の経常利益:500万円~1000万円未満の赤字
2期目の経常利益:500万円~1000万円未満の赤字
3期目の経常利益:300万円~500万円未満の赤字

起業してから最も苦労した点・一番大きな失敗

起業後に最も苦労した点は、従業員の採用と育成です。採用ではそもそも応募がなかったり、応募があっても求めている人物像と違ったりと、それなりに効果の出る求人ノウハウが蓄積されるまでかなり苦労しました。また、採用後は技術を習得する必要があるため、どうしても最低1ヵ月程度の研修が必要でした。経験者以外は戦力になるまでかなり時間がかかるので、研修途中でリタイアされたり、研修直後に退職されるとかなりダメージが大きかったです。そのため、いかに辞めずに継続して仕事をしてもらうか(待遇面や職場環境、メンタルケアなど)に一番気を遣っていました。\一番大きな失敗は、起業時にこっそり起業したことです。成功するかどうかもわからないし、あまり周りに迷惑や心配を掛けたくなくてひっそりと起業しましたが、大々的にアナウンスして、もっと周りを巻き込んで協力を得られていたら、立ち上がり時期にもっとスムーズに軌道に乗せることができていたような気がします。

起業前にしておけば良かったと思うこと

起業前にはもっと徹底的に計画や調査をしておけば良かったと思います。収支計画はどうしても甘く見積もってしまうため、第三者に確認してもらい、無理がないか見落としはないかなどを冷静にチェックしてもらうことを強くおすすめします。そんな人が身近にいないという方は、自分の作り上げた収支計画書の数字から、売上を半分に、経費を2倍にして再検討してみてください。それでもGOサインが出せるようであればなんとかなると思います。また、店舗型ビジネスであれば言うまでもないと思いますが、「立地」が非常に重要です。数回足を運ぶだけでなく、最低でも数日は泊まり込んで周辺の店舗や住民の傾向をつかんでおくくらいはやってもいいと思います。私の場合は3年間住んでいた馴染みのある場所で開業しましたが、それでも後になってリサーチ不足だったと思わされることが何度もありました。例え長年慣れ親しんだ場所であっても、そこで商売をするという点を意識するとまた違った側面が見えてくると思います。

起業を検討している方へのアドバイス

人を雇うと費用面でも精神的な面でも相当大変になるので、特にいろいろと手間がかかる起業時には、なるべく人を雇わないで済むようなビジネスモデルを考えた方がよいです。また、国や都道府県などが設けている各種助成金は徹底的に活用しましょう。必要な書類が多かったり、要件が細かかったりと面倒な部分もありますが、それでもやる価値は十分にあります。書類作成を代行してくれる業者もありますが、かなり手数料を取られるのであまりおすすめはしません。起業はいろいろ大変なことが多いですが、楽しいこともまた多いです。会社の一従業員だった頃に比べて、ずっと世界が広がったと感じます。しっかり準備をしたなら、あとは思い切ってやるだけです!がんばりましょう!あと、事業用にクレジットカードを1枚作っておくと便利です。

起業経験者の属性データ

職種:広告業・広告制作業
起業した会社の所在地:大阪府

起業時データ

起業時の社員数:1人
起業時の資金:3万円
起業時の資金のうち自己資金:3万円
起業資金の資金調達方法:自己資金

起業後の経営データ

損益分岐までにかかった期間:4ヶ月
事業歴:2年
1期目の経常利益:500万円~1000万円未満の黒字
2期目の経常利益:~50万円未満の黒字
3期目の経常利益:~50万円未満の黒字

起業してから最も苦労した点・一番大きな失敗

所属していた会社が急に倒産することになり、貯金が3万円というほとんどない状態で起業したので、やはり資金面に関してはかなり苦労をした記憶がありました。僕は幸いにも資金がかからない事業(編集者)で独立をしましたし、登記も全て自宅でやっておりますので、生活費以外の費用はほとんどかかりません。しかしその生活費に関しても、生活するのにままならないほどの金額しかなかったので、明日どう生活するかを常に考えていました。打開策としては、それまでに通っていた起業塾で一緒に学んでいた仲間や講師に営業をかけたこと、そしてランサーズやクラウドワークスで仕事を開拓したことです。最初からはなかなかうまくはいきませんでしたが、なんとか独立4ヶ月でまともに生活することができるようになりました。

起業前にしておけば良かったと思うこと

やはり資金の確保です。会社員時代から独立を夢見ていましたので、起業塾にいって勉強をすることや準備を進めるなどはしておりました。しかし、実際に独立をするといっても、最初からドラマのようなサクセスストーリーを体験することはできません。やはりお金がないと生活はできませんし、お金を稼ぐことができないうちは持っている自己資金だけが自分の体力ですから、お金は本当に必要だと思いました。また、自分がなんのビジネスをするのか?どういう市場でビジネスをするのかというコンセプトやポジショニングに関しても、きちんと決めておくべきでした。それがあることで、知り合いに営業をかけるときにも、かなりスムーズに案内をすることができますし、他の見込客の開拓も随分楽になったはずです。

起業を検討している方へのアドバイス

まだ起業をしていないのであれば、起業をする前に2つオススメをしておきます。まず1つは、しっかりお金を貯めておくことです。やはり資金なしでは、生活をすることができませんし、せっかくのチャンスも逃してしまうことが多くなります。僕自身、もっと日頃からしっかりお金を貯めることができていれば、もっとスムーズに成功できたのではないかと、今でも思うことが多々あります。せめて自分が半年生活していけるくらいのお金は、確保しておくことをおすすめします。もう1つは、しっかり成功者にビジネスを学んでおくことです。事業なのか、個人業なのか、あなたが起業する業態はわかりませんが、同じ業態ですでに成功している方に、ビジネスのいろはを教えてもらっておくことは、起業人生が大きく有利に傾きます。もちろんお金を出さなければ教えてもらえませんし、その額は高額であることがほとんどですが、その金額以上の知識や利益を手に入れることができますよ。

起業経験者の属性データ

職種:その他サービス業
起業した会社の所在地:千葉県

起業時データ

起業時の社員数:1人
起業時の資金:300万円
起業時の資金のうち自己資金:300万円
起業資金の資金調達方法:自己資金

起業後の経営データ

損益分岐までにかかった期間:3ヶ月
事業歴:12年
1期目の経常利益:50万円~100万円未満の黒字
2期目の経常利益:50万円~100万円未満の黒字
3期目の経常利益:50万円~100万円未満の黒字

起業してから最も苦労した点・一番大きな失敗

起業した分野がグラフィックデザインだったので、新規顧客の開拓がとても難しかった、いずれ人材として営業を入れる事も考えていたが、法人とはいえ将来の展望の見えない個人経営の会社へ来る人材もない。既存の顧客も倒産や事業撤退などで次々に無くなって行き売上不信になっていった。何とか、新規顧客の開拓をと様々な伝を使って営業を掛けるが、もともと人との関わりが苦手なので、ほとんど成果が得られない。最も苦労したといえば、これがまさにそうです。特筆するような、大きな失敗というのはありませんが、振り返れば「あの時ああしていれば」というようなことは多々あります。中でも不払いの取り立ての甘さ悔やまれます。何度か催促して回答が無かったりすると、諦めてしまう。一番の失敗はそういうメンタルの弱さに気付いていながら、独立したことなのかもしれません。

起業前にしておけば良かったと思うこと

継続的に売上をあげることができる体制づくりがもっとできていればよかったと思います。私の場合、もと在籍していた会社への不満と不信がつのり様々な意味で、追い詰められ飛び出すように退社してしまいました。退社したものの、当時担当していた複数のクライアントから仕事を続けてほしいとこわれるままに起業し、先々のことを気にしながらも何の手立てもなく法人を閉じることになりました。今になって振り返れば、新規開拓の体制や定期ものの獲得の足がかりや広告代理店やSP会社などへのコネクションの確保などもっとやっておけば違った結果を出すこともあったのかもしれません。でも、自分自身が変わることがなければ、同じ状況になった時にまた同じことをすると思います。もし、今の自分がもっと猶予のある起業をする機会があったとしても似たようなことになると確信しています。

起業を検討している方へのアドバイス

もし、起業を考えているのであれば、最も大切なことは自分という人間をきちっと客観的に分析理解しておくこと。その上で企業に向く人間かどうかを見極めなければならないと思います。起業する上で必要な事務手続きや税法やマネジメントノウハウなども持っていればそれに越したことはありません。それは、ゆくゆく勉強したり経験したりして身につけることができると思います。最後の最後もっとも重要になってくるのは自分がどんな「人間か」ということだと思います。問題を前にしたとき最善の一手でなくとも、それを信じ押し通せるメンタリティーがないと会社のトップには向かないと思います。もちろんその一手が最善の一手であれば申し分ないわけで、そのためのテクニックならさまざまな理論がありや数多くの専門家も居ます。必要ならそうしたものをうまく利用することも良いと思います。失敗した私が言うのも抵抗がありますが、起業した12年に感じたことです。

起業経験者の属性データ

職種:専門・技術サービス業、学術研究
起業した会社の所在地:東京都

起業時データ

起業時の社員数:1人
起業時の資金:100万円
起業時の資金のうち自己資金:100万円
起業資金の資金調達方法:自己資金

起業後の経営データ

損益分岐までにかかった期間:12ヶ月
事業歴:3年
1期目の経常利益:~50万円未満の赤字
2期目の経常利益:~50万円未満の黒字
3期目の経常利益:100万円~200万円未満の赤字

起業してから最も苦労した点・一番大きな失敗

学生時代からの夢であった起業をするため、就職後10年間、システム会社でノウハウを身に付けてきました。知識や経験が付き自分でやって行ける自信がついたので、思い切って退職し独立の道を選びました。しかし、当初考えていたほど楽な世界ではなく、早々に大きな壁に当たることになります。技術うんぬんの前に、仕事を取れなくては始まらないということを痛感しました。それまでは会社に所属して、会社(営業)が取ってきた仕事をこなすだけでしたので、「営業活動・受注活動」のノウハウが全くない状態でした。当然といえば当然ですが、どこからともなく仕事が振ってくるわけではありません。その事に気づき慌てて元の会社に掛け合い、少しだけ仕事を分けてもらいました。そうは言っても、毎月の生活費分を稼ぐことはできず、クラウドソーシングで案件に応募したり、ライティングの仕事をこなすなどして何とかしのいできました。

起業前にしておけば良かったと思うこと

起業1年目に、仕事がないという問題を抱えた時はとても後悔しました。前の会社で雇われの身で働いていた方が年収も安定しますし、営業活動などもせずに、好きなシステムの仕事だけに専念できるので、起業当初は大きなストレスを抱えました。そして、起業する前に仕事の受注先を確保しておくべきだったと後悔しています。起業をするのならば、そのくらいの行動は必要でした。社内の仕事を淡々とこなすだけでなく、将来の起業を見据えて、業界の知り合いを増やしたり、企業リサーチなどをしておくべきでした。システムの技術さえあれば何とかやっていけると勘違いしていたので、これらは全く考えに及ばず、私の考えが甘かったと反省しています。また、年収が下がることは想定していたので、起業前に生活費の見直しを済ませておくべきでした。携帯電話を格安SIMに変更したり、食費や交遊費なども見直しておけばよかったと思っています。

起業を検討している方へのアドバイス

私は学生時代から、自分の会社を持つことに強いこだわりを持ってきました。社会人経験無くいきなり起業することは無謀だと考え、堅実路線で就職を選びましたが、勤め先では、将来の独立を目標に掲げて、修行のつもりで日々自分磨きの努力を続けてました。その甲斐あって、それなりのレベルの専門知識は習得できましたが、ひとつ落とし穴がありました。会社は、技術と同じかそれ以上に「営業力」がないと継続できません。案件があって初めて、自身の技術を使えるのです。当たり前の話ですが、私はこの点を見過ごしてしまい、起業後にかなりの苦労を強いられました。会社を維持していくためにはあらゆることを想定し、その対策を考えておかなければいけません。これから起業を考えられている方はこの点に注意して、起業後に慌てずに済むよう、万全の準備をされるとよいと思います。

専門・技術サービス業、学術研究 男性 33歳 へ返信する コメントをキャンセル

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