という方に、実際に起業して数億円単位の収入を得ている筆者が「実践したいと思う起業アイデア」を厳選して紹介します。
- 紹介順に意味はありません。
- 起業直後(スタートアップ)でも実現可能なビジネスモデルに絞って紹介しています。
目次
ビジネスモデル/IT起業
起業アイデアその1.「個人取引仲介プラットフォーム事業」
成功難易度:低
初期投資:数百万円規模
損益分岐までの期間:6ヶ月
売上見込:数万円~数億円
概要
個人取引仲介プラットフォームというのは、個人間売買のプラットフォームのことです。オークションサイトが代表的なものですが、個人間で自動車をレンタルするサービス、個人間で持ち物をレンタルするサービス、個人間でサイトを売買するサービス・・・挙げていけばキリがないほどの個人取引仲介プラットフォーム事業はあるのです。収益モデルは仲介手数料として成立フィーの数%を得るモデルが一般的です。
成功のポイント
個人取引仲介プラットフォームは、アイディア次第で起業したばかりの方でもビジネスモデルとしては採用しやすいものです。それほど初期投資がかかるわけではないことと、ニッチなジャンルであれば大企業が参入してくることもなく、十分第一人者になれるポテンシャルがあるからです。成功のポイントは、他の人が目をつけていないジャンルをいかに早く成立させるかということに尽きるかと思います。先行者利益の大きいものですので、そこそこの市場規模しかなくても、先行者には十分な利益げ出る可能性があります。また、ベンチャーキャピタルなどからの出資も得やすいビジネスモデルです。
メリット
初期投資がそれほど高額ではない
ニッチな市場であればまだ未開拓なものも多い
成長すれば億単位の売上も見込める
デメリット
アイディアのベクトルが悪いと誰にも利用されない可能性もある
必要なスキル
ウェブサイト制作スキル
起業アイデアその2.「海外せどり」
成功難易度:低
初期投資:数万円規模
損益分岐までの期間:3ヶ月
売上見込:数万円~数千万円
概要
「せどり」というのは、ブックオフや地域の古本屋や中古販売ショップなどで購入した商品をアマゾンで販売して、利ザヤを抜く転売ビジネスのことです。ブックオフなどで在庫セール100円というような商品を見つけて、同時にAmazonの市場価格を調べて、価格差があるときに仕入れですぐに売却するのです。これがシンプルな「せどり」ですが、販売先を外国人に向けることで大きな利ザヤを抜くことも可能になります。海外でも、日本のアニメの人気は根強く、日本での市場価格以上に高値で売買されるケースが多いのです。仕入れた商品をイーベイやAmazonのマーケットプレイスで販売することで、個人レベルでの輸出ビジネスができるのです。
成功のポイント
仕入れルートの確保と、商品の目利きに尽きると言っていいでしょう。「海外でいくらで売れるのか?」の情報を基に仕入れが可能であれば、利ザヤの大きい商品を瞬時に仕入れることができます。日本のAmazonでも、海外のAmazonでも、販売のためにやることは同じですので「目利き」と「仕入」さえできれば、十分な稼ぐになるはずです。
メリット
手軽に開始できる
デメリット
売上の伸びに限界がある
必要なスキル
仕入れルートの確保
商品の目利き力
起業アイデアその3.「SEO型ウェブメディア事業」
成功難易度:低
初期投資:数十万円規模
損益分岐までの期間:1年~
売上見込:数万円~数億円
概要
ウェブサイトを立ち上げて、そこに検索エンジンやSNSを中心に集客し、広告掲載をして収益を上げるビジネスモデルです。広告掲載の方法はアフィリエイトやアドセンス、ネットワーク広告など多岐に渡ります。また、ウェブメディア事業は規模の広がりが幅広く、リクルートもウェブメディア事業者ですし、主婦がやっている個人ブログもウェブメディア事業です。SEO(自然検索)を集客の基盤とするため集客コストの初期投資が少なく算入できて、かなりの売り上げ規模に成長させることも可能です。競合が多いビジネスモデルと言えます。
成功のポイント
このビジネスモデルの肝は「サイトを作ること」ではなく「いかにサイトに集客するか?」です。サイトの制作費ぐらいでできるので初期投資が少なく、起業時のビジネスモデルには向いている起業アイデアですが、SEOで上位に表示させるまでには数年の時間を要することと、熟練したSEOスキルが必要になるので、正社員なみの収入を得るまでには1年以上かかることを覚悟する必要があります。
メリット
初期投資が少ない
成長すれば億単位の売上も見込める
デメリット
十分な売上が上がるまでに1年以上の時間がかかる
SEOスキルが必要
必要なスキル
ウェブサイト制作スキル
SEOスキル
起業アイデアその4.「リスティング型ウェブメディア事業」
成功難易度:低
初期投資:数百万円規模
損益分岐までの期間:1ヶ月
売上見込:数万円~数億円
概要
リスティングというのはリスティング広告のことです。リスティング広告というのは「Yahoo!」や「Google」の検索結果に広告を出せるクリック課金型の広告のことです。リスティング広告費よりも、アフィリエイト報酬が高い状態にすることで、利益を生むビジネスモデルです。
成功のポイント
このビジネスモデルの肝は「どのジャンルで攻めるか?」「どのくらいの資金があるのか?」です。リスティング広告というのは入札制で単価が決まってくるため、かなり高額な広告費になってしまいます。求人系のウェブサイトを作るのであれば1クリックで1,000円以上は覚悟しなければなりません。月100万円以上の広告費がかかってしまい、それに見合う売上がなければ続かないのです。見合う売上というのはアフィリエイト報酬のことですが、アフィリエイト報酬は実績がないと高単価を設定してもらえないので、はじめのうちは損益分岐がしにくいビジネスモデルとなってしまいます。しかし、前述した「SEO型ウェブメディア事業」と比較すると立ち上げまでのスピードが早いので結果もすぐにでるはずです。
メリット
早期に収益化ができる
成長すれば億単位の売上も見込める
デメリット
初期投資が高額になる
広告費が高いので赤字になる可能性もある
必要なスキル
ウェブサイト制作スキル
起業アイデアその5.「無料アプリ事業」
成功難易度:低~中
初期投資:数十万円規模
損益分岐までの期間:6ヶ月
売上見込:数万円~数千万円
概要
「無料アプリ事業」というのは無料でiPhone、androidのアプリを開発し、ダウンロードさせて「広告収益」「有料課金」で儲けるスタイルのビジネスモデルです。大手企業が参入するゲーム市場は、起業時に戦うことは難しいのですが、「生活系のアプリ」「面白アイデア系のアプリ」などは個人レベルでも参入の余地があり、当たれば数十万~数百万ダウンロードも可能で、広告報酬で稼ぐことができます。また、はまれば世界展開も可能です。「スマートニュース」などがこれに該当します。
成功のポイント
このビジネスモデルの肝は「顧客に求められるアプリを開発できるか?」にかかってします。使い勝手の良いアプリや面白いアプリであれば、口コミと共にダウンロード数が伸びて、アプリランキングの上位に入り、そこからさらにダウンロードが伸びるという好循環ができます。しかし、ありきたりのアプリ、使い勝手の悪いアプリでは、誰の目にも触れずダウンロードされないアプリになってしまいます。当然収益は生まれません。アイデア・発想力に自信がある方向けのビジネスモデルです。
メリット
当たれば大きく儲けられる可能性がある
継続収益が見込める
デメリット
当たらなければ売上はゼロに近いもの
必要なスキル
アプリ開発スキル
起業アイデアその6.「クラウド系メディア事業」
成功難易度:中
初期投資:数千万円規模
損益分岐までの期間:12ヶ月
売上見込:数百万円~数億万円
概要
クラウド系メディアも多く登場してきています。仕事の受発注ができるクラウドソーシング、資金調達や投資ができるクラウドファンディング、会計ソフトをクラウドで管理するクラウド会計サービスなど、今までもあったビジネスモデルを、ウェブ上のデータベースで管理することで使い勝手を飛躍的に向上させ、かつコストを安く提供できるビジネスモデルです。
成功のポイント
「何をクラウド化するのか?」が大きなポイントとなってきます。例えば、クラウドソーシングの場合は「仕事としたい人」はたくさんいたのにも関わらず、実際に仕事が受注できるのは「都内」「営業を自分でする人」「フルタイム働ける人」に限られていたのですが、クラウド化することで「気が向いたときに」「暇な時間ができたときに」「地方にいる人でも」「働きたいだけ働く」ことができるようになったのです。その分、発注者も発注コストが下げられたのでまさに「クラウド化によってWIN-WINが生まれた。」と言えます。「既存のビジネスモデルのどの部分をクラウド化することで、どんなメリットが創出できるのか?」これに尽きると言っても過言ではありません。また、開発費などある程度の資金力が必要です。
メリット
早期の上場も見込めるビジネスになりうる
社会的価値も高い
デメリット
初期投資が高額になる
必要なスキル
資金調達スキル
起業アイデアその7.「Youtube事業」
成功難易度:低
初期投資:数万円規模
損益分岐までの期間:3ヶ月
売上見込:数万円~数億万円
概要
Youtuberが年収数億円になる時代です。「Youtubeで面白い動画を撮る」ことはビジネスならないとばかにしてはいけない規模の市場になってきているのです。Youtuberで稼げてそのまま法人化という導線もありますが、はじめから、Youtubeで稼ぐことを前提にした起業もあり得るでしょう。Youtuberを雇ってビジネスを組み立てることや、Youtuberを養成する塾、マーケティングツールの一環として大手企業に販売する等のビジネス展開の可能性があります。
成功のポイント
経営者自身に「Youtubeで稼ぐ」という成功体験がないと商品化したり、人材を雇用して大量生産することができません。逆に言えば経営者自身が「Youtubeで稼ぐ」実績があれば、「Youtuberで稼ぎたい」人も集まってきますし、企業にとっては他の広告手法よりもコストを掛けずに消費者に大きな影響を与えるYoutube動画づくりのコンサルティングが可能になるのです。
メリット
初期投資が少なくて済む
成長市場
デメリット
経営者自身にYoutubeで稼いだ成功体験が必要
必要なスキル
Youtubeで稼ぐスキル
ビジネスモデル/BtoB
起業アイデアその8.「BtoBコンサルタント」
成功難易度:低
初期投資:数十万円規模
損益分岐までの期間:3ヶ月
売上見込:数万円~数千万円
概要
一番簡単に起業できるのが「○○コンサルタント」というビジネスモデルです。なぜなら、過去の会社員のときの経験をそのまま事業として立ち上げられるからです。経営コンサルタント、資金調達コンサルタント、人事コンサルタント、販売コンサルタント、WEBマーケティングコンサルタント、財務コンサルタント、資格取得コンサルタント・・・色々な種類のコンサルティングサービスが現在も溢れています。会社員時代にBtoBの経験があれば、○○コンサルタントと名乗ることは難しくありませんし「コンサルタント」という響きも対外的に信頼性を感じさせるため、起業時のビジネスとして選択する方が多いのです。
成功のポイント
コンサルタントに求められるのは「実力」以上に「過去の実績」「法人営業スキル」と言っても良いでしょう。大企業で働いていた方ほど、信頼されやすく、法人営業力がないと案件の獲得も、案件の維持もままならないからです。実績や知名度がないコンサルタントの場合は、報酬モデルを成果報酬にするなどして、はじめのハードルを下げて「結果が出たらお金をもらう」仕組みを選ばざるをえません。
メリット
立上スピードが早い
デメリット
個人の能力に依存するため、拡大できない
必要なスキル
法人営業スキル
コンサルティングスキル
起業アイデアその9.「ゲーミフィケーション」
成功難易度:高
初期投資:数百万円規模
損益分岐までの期間:12ヶ月
売上見込:数万円~数億円
概要
ゲーミフィケーションは、ゲームを利用して顧客ロイヤリティの向上を意味する言葉です。学校のお金の知識を教育するのに投資ゲームを利用したり、アルバイトを楽しみながらスキルを上げるためにゲームを利用したり、企業のプロモーションのためにゲームを利用するなど、ゲームの使い方は多岐に渡っているのです。スマホが登場してスマホと共に育ってきた世代では「ゲーム」というのが日常的に側あり、ゲームを利用したコミュニケーションによって、スキルを伸ばしたり、ブランドの定着をする可能性は大きいのです。アプリのゲーム開発で、単純にゲームとして課金をするビジネスモデルよりも、ゲームを利用して教育をする仕組みの方が将来性があると言えるのです。
成功のポイント
お金を出してくれるクライアントを見つけることだと言えます。アルバイトのスキルを開発する、企業とのエンゲージメントを高めるためのゲームアプリであれば、企業としては人材育成のコストですから、数百万、数千万円の予算を掛けても、全く問題なく回収できるはずです。しかし、学校に教育用としてゲームを提供しても、学校がそれだけの予算を割く可能性は少ない為、大企業をターゲットにする方が有効と考えられます。
メリット
競合が少ない
売上が大きくなる可能性が高い
デメリット
クライアントが必要
必要なスキル
ゲーム開発力
営業力
起業アイデアその10.「サイト制作プラットフォーム事業」
成功難易度:中
初期投資:数百万円規模
損益分岐までの期間:12ヶ月
売上見込:数百万円~数億円
概要
ノウハウがない方でも、簡単にウェブサイトが作れる、簡単にECサイトが作れる、プラットフォームをサービスとして提供する事業です。最近では無料でネットショップが開業できる「BASE」などが人気があります。ブログやオウンドメディアもこの一つと言っていいでしょう。プラットフォームとして認知されればかなりの規模の売上まで見込めますし、業種などを限定しても、十分な売上が見込めます。
成功のポイント
「業種を絞ってプラットフォームを開発すること」と言っていいでしょう。全方位的にやるのは大企業に勝てません。「飲食店向けのスマホサイトの制作プラットフォーム」とか「不動産会社向けのスマホサイトの制作プラットフォーム」で良いのです。販売先が多くあって、事業エリアが限定している業種がおすすめです。サービスも、スマホサイトなのか?PCサイトなのか?限定した方が良いですし、サイトにSNS連携やチャット相談システムなど機能を付加していけば、そこで有料化もできるのです。
メリット
プラットフォームを構築できれば売上の継続は固い
デメリット
初期投資が必要
はじめの導入のためには「無料」「廉価」で販売せざるを得ない
必要なスキル
資金調達スキル
営業スキル
起業アイデアその11.「クリエイタープラットフォーム事業」
成功難易度:中
初期投資:数百万円規模
損益分岐までの期間:12ヶ月
売上見込:数百万円~数億円
概要
個人のデザイナーやクリエイターが自分で作品をウェブサイトに有料でアップロードし、顧客が購入するというCtoCのビジネスも伸びてきています。わかりやすい例は「LINEスタンプ」であり、1セット(スタンプ40種類)が 100円でその50%が取り分となっています。他にも、似顔絵を買いて報酬をもらう、一点ものの服、アクセサリー、インテリアを作って販売するなど、個人のクリエイターが自分で作品を売買できる環境を用意するビジネスです。
成功のポイント
そのプラットフォームに出品しても、売れなければクリエイターは使ってくれません。LINEスタンプの手取りが少なくても、作品を提供するクリエイターが多いのは、LINEのユーザーが多く、利用してくれるからにほかなりません。販売力のあるプラットフォームを起業時から作り上げるためには、他にないコンセプト、独自性が求められるでしょう。
メリット
プラットフォームを構築できれば売上の継続は固い
デメリット
初期投資が必要
必要なスキル
資金調達スキル
集客スキル
起業アイデアその12.「ビジネス売買/M&A仲介」
成功難易度:低
初期投資:数十万円規模
損益分岐までの期間:6ヶ月
売上見込:数万円~数億円
概要
「M&A」というと大企業が行うものというイメージが強いかもしれませんが、実際には中小企業、零細企業レベルのM&Aも急増している現状にあります。というのも、相続で会社を継承したくない方が増えてきたというのも大きな要因となっています。跡継ぎがいないのですから、会社は売るしかありません。これをつなぐサービスは起業直後でもできなくはないのです。また、売買手数料は10.0%前後ですので、数億円の売買を成立させたら、かなりの収入が見込めるはずです。
成功のポイント
人脈と言っていいでしょう。基本的には「買いたい人」よりも「売りたい人」の方が少ないのですが、「会社を売りたい人」をうまくみつける方法や人脈があれば、十分にM&A仲介の大手とも戦えるはずです。結局、ここが大きなポイントとなります。
メリット
初期投資がそれほど高額ではない
1案件でも数百万円~数千万円の収入になる可能性がある
デメリット
人脈がないと戦えない
必要なスキル
人脈
起業アイデアその13.「SNS監視ビジネス」
成功難易度:低
初期投資:数十万円規模
損益分岐までの期間:3ヶ月
売上見込:数万円~数百万円
概要
ここまでSNSが発達してしまうと、些細なSNS対応のミスがきっかけになって炎上し、大きな企業イメージ、商品イメージの崩落につながってしまう危険性が高まっています。これらのSNSの動向を監視して、小さなクレームなどを発見し、大企業へ改善案とともに報告するサービスやスパムの書き込みや投稿を削除依頼する代行サービスなどがあります。機械的に分析することもできますが、アナログでも対応できるのでシステム的なノウハウに乏しい方にも立上可能なビジネスモデルと言えます。
成功のポイント
「SNSのどの部分をとうやって監視することで、何を発見し、大企業のリスクを回避できるのか?」を明確にできるかどうかが重要だと言えます。何もしないことで想定される損害とそのサービスの料金のコストパフォーマンスが高ければ、普通に受注はできるはずです。
メリット
初期投資がそれほど高額ではない
顧客がつけば早期の損益分岐も可能
デメリット
数億円を狙える売上規模にはならない
必要なスキル
営業スキル
起業アイデアその14.「法人向けツール販売事業」
成功難易度:中
初期投資:数百万円規模
損益分岐までの期間:12ヶ月
売上見込:数百万円~数億円
概要
法人向けツール販売事業では、企業に対して「集客ツール」「分析ツール」「顧客管理ツール」「人事管理ツール」・・・など、企業が必要機能とする満たすツールを提供するビジネスモデルのことです。例えば「問い合わせフォーム」一つとっても、自社で開発するよりも、「問合せ率を最大化できる設計」「問い合わせしてきた人を分析する機能」があるツールがあれば、それを導入した方が、結果として顧客数が増え、売上が増加するので、費用対効果を考えればコストを支払ってでも、ツールの導入を選択する形になるのです。
成功のポイント
機能性はもちろんですが「営業力」も重要になります。どんなに良いツールを開発しても、ツールの機能を最大化するためには、ある程度の顧客数や社員数がある中規模~大規模の企業が営業先になりますし、中小企業がターゲットだったとしても、大企業の導入実績があるかないかで大きく効果が異なります。中規模~大規模の企業に営業して販売ができる営業力と、中規模~大規模の企業が「これならコストをかけてても、リターンの方が大きい」と判断してくれるツールが必要になります。ツールを導入することで売上が上がる、もしくはコストが下がることが前提なのです。
メリット
導入でいれば継続的な売上になる
デメリット
初期投資が必要
結果を出せるツールでないと導入は進まない
必要なスキル
ツール開発スキル
営業スキル
起業アイデアその15.「ウェブサイト制作・システム開発」
成功難易度:低
初期投資:数万円規模
損益分岐までの期間:1ヶ月
売上見込:数万円~数百万円
概要
ウェブサイト制作は、WEBデザイナーやWEBのシステム開発を経験している方が、それをそのまま事業として起業するビジネスモデルです。初期投資はほとんど不要で、フリーランスから法人化することも可能です。スキルをそのままビジネスモデルに昇華させるものです。
成功のポイント
肝は「営業」つまり顧客をいかに取ってくるか?ということになります。ウェブサイトを作る人から、ウェブサイトを作りながらも販売する人に転身しなければならない難しさはあります。ウェブサイトを「かっこいい」「わかりやすい」等のイメージとして販売していると差別化がしにくいので、なかなか顧客がつきません。「ユーザービリティに徹底的にこだわって、サイト滞在時間を最大化できるウェブサイト制作ができます。」とか「来た人がアクションさせることに徹底的にこだわって、売上が上がるランディングページが作れます。」とか、独自性をサービスに負荷することで営業経験のない方でも受注を増やすことができるでしょう。
メリット
初期投資が少なくて済む
デメリット
ウェブサイトの制作だけでは差別化はできない
必要なスキル
ウェブサイトの制作スキル
営業スキル
ビジネスモデル/飲食
起業アイデアその16.「飲食店向けスマホサービス」
成功難易度:中
初期投資:数百万円規模
損益分岐までの期間:6ヶ月
売上見込:数万円~数億円
概要
チェーン展開していない、多店舗展開していないスモール飲食店向けのサービスというのが徐々に増えていっています。アプリを使った会計システム、アプリを使った予約管理システム、アプリを使ったクレジットカード決済システムなど、以前と比較して、アプリやタブレットなどのデバイスを使うことで低コストで飲食店は飲食店に必要な機能を導入することができる時代になっています。開発型のコストもそれほど大きくないため、起業直後にも算入できる余地があるのです。エンドユーザー向けよりは市場規模は小さいものの、飲食店であればかなりの社数がいるので、十分すぎる市場規模と言えます。
飲食店のことを考えながらも、飲食店を利用するユーザーのことを考えるサービス展開が必要になります。予約管理システムは飲食店側のメリットでもありますが、利用者から見ても、待たずに食べられるお店かどうか?を予約せずにわかるので、双方にメリットがあるのです。アプリ開発がなくても、ホットペッパーやランチパスポートのように仕組みが優れていれば、十分に勝機はあるのです。
メリット
初期投資がそれほど高額ではない
まだ未開拓なものも多い
市場規模が大きい
デメリット
上手くいったら、大手企業に真似されるリスクはある
必要なスキル
開発スキル
事業アイディアの構築力
起業アイデアその17.「個人向けシェフサービス事業」
成功難易度:低
初期投資:数百万円規模
損益分岐までの期間:3ヶ月
売上見込:数万円~数千万円
概要
欧米では、個人向けシェフサービスというのが定着しているようです。スマホアプリなどで予約を入れておくと、気に行ったシェフが材料を仕入れて、希望の日時に届くように調理をし、希望の時間に配達してくれるというサービスです。日本でも、ホームパーティーなどで似たようなサービスはありますが、そこまで徹底しているものはありません。高齢者や子育て世代など、レストランに行くことができない方が多少高い費用を出ししてでも、レストランと同レベルの料理を自宅で食べることができるメリットは大きいのです。また、料理の内容もオーダーメイドが可能なので、アレルギーやダイエットなど目的に合わせた調理法を依頼することもできます。Uberと同じようにシェフも個人サービス化が進んでいるということなのです。日本でも、出前ではなく、オーダーメイドでのシェフ料理の出前が浸透するかもしれません。
成功のポイント
日本では、シェフ個人がこのようなサービスを利用して、個人で儲けるというイメージはなかなか定着しないでしょう。だとしたら、専門の出前専用シェフ集団というビジネスプラットフォームを作って、それだけのためのシェフを抱えるビジネスモデルの方が良いでしょう。
メリット
初期投資がそれほど高額ではない
高齢化社会ではニーズがある
デメリット
シェフを抱えるハードルが高い
必要なスキル
質の高いシェフの雇用
起業アイデアその18.「店舗を持たない期間限定レストラン」
成功難易度:低
初期投資:数十万円規模
損益分岐までの期間:6ヶ月
売上見込:数百万円~数千万円
概要
欧米で流行っているのがポップアップレストランという「期間限定レストラン」です。簡単に言えば、WEB上で予約を募って、集客ができれば、そのタイミングだけレンタルで店舗を貸し切って、レストランを開き、コース料理を提供するというスタイルのレストランです。起業を目指すシェフや飲食店オーナーがはじめからお店を持ってしまうと、固定費の負担が大きくなってしまうため、はじめはWEB上で集客が見込めたタイミング(確実に利益が出る状態)のみレストランを開くというコンセプトになります。ローリスクの飲食店経営と言っていいでしょう。顧客が定着することがわかれば、店舗を持っても、リスクなく、飲食店経営が続けられるのです。
成功のポイント
集客です。インスタグラムや口コミを利用して、はじめは知人・友人を集めて、集客していきます。コース料理でなくても構いませんが「わざわざ予約しても行きたい」というニーズを満たすためには、それなりに「変わったコンセプトの料理」「他のお店では食べられない料理」「名の知れたシェフの元で修行していた。」などの条件が必要になります。
メリット
店舗を持たない分、初期投資が少なくて済む
利益が出るタイミングでしか店舗を開かないで済む
デメリット
店舗がないので、WEBで集客しなければならない
必要なスキル
集客スキル
起業アイデアその19.「マルチ通訳事業」
成功難易度:中
初期投資:数百万円規模
損益分岐までの期間:6ヶ月
売上見込:数万円~数億円
概要
訪日外国人が増加し、日本で働く外国人も増えています。飲食店やホテルなどの店舗も、考えているところは英語のメニュー、中国語のメニューぐらいは用意していますが、それでもカタコトの英語で対応している店員がほとんどなのではないでしょうか。しかも、スタッフが側に安い労働力として外国人を雇いたくても、教育するスタッフが外国語を話せないので断念するケースも少なくありません。そこで、主要な世界各国の外国語ができる通訳を集めて、必要なときに該当する外国語ができるスタッフと動画回線でつながるクラウドサービスを展開すれば、ニーズは高いと考えられます。お店側としては、そんなに外国人は来ない、来た時に対応できない、いろいろな国の方が来るのですから、1店舗の稼働率はほとんどないはずですので、十分な収益性が見込めるのです。
成功のポイント
主要な国の外国語が話せる通訳を囲い込むことと通訳とお店の方が瞬時にコミュニケーションを取って、遠隔で通訳ができるデバイスを用意するか?です。外国人が店舗に来て、使いたいときに他の店舗の通訳をしているでは、利用者は伸びないのです。
メリット
初期投資がそれほど高額ではない
訪日外国人の増加というニーズがある
デメリット
どのくらいの稼働率があるか読みにくい
必要なスキル
通訳の雇用
ビジネスモデル/コンサルタント
起業アイデアその20.「コーチングビジネス」
成功難易度:低
初期投資:数万円規模
損益分岐までの期間:1ヶ月
売上見込:数万円~数百万円
概要
コーチングというのは「教える」ことをビジネスにしたものです。日本では「お料理教室」「ビジネスセミナー」もコーチングの一種と言っていいでしょう。欧米ではコーチングの範囲は広く、「経営者向けコーチング」「就活者向けコーチング」「貯蓄コーチング」「ダイエットコーチング」「恋愛コーチング」「子育てコーチング」・・・とかなり多岐に渡るコーチングビジネスがあるのです。家でやってもいいですし、カフェでコーチングすることも可能です。場所に制限がない分、初期投資は抑えられますが、一方で、従業員を増やすことがしにくいビジネスモデルなので売上にはアッパーが出てきてしまいます。
成功のポイント
肝は「集客」と「結果」です。あなたのコーチングの実績、あなた自身の経歴をブログやSNSで紹介して、興味がある方を集めない限り顧客が増えません。コーチングの質が高く、コーチングを受けた方が成功すれば口コミによって売上は伸びていきます。日本では「料理」「ダイエット」「起業」等の画一的なコーチングしかないので、まだまだ未開発のスキマがあるはずです。
メリット
初期投資が少なくて済む
デメリット
売上のアッパーが決まってくる
必要なスキル
集客スキル
コーチングスキル
起業アイデアその21.「オンライン教室ビジネス」
成功難易度:中
初期投資:数百万円規模
損益分岐までの期間:6ヶ月
売上見込:数万円~数億円
概要
オンラインビジネスというのは「オンライン英会話」「オンライン家庭教師」「オンライン面接」など
従来は面談で行われていたことを「オンライン化」することで実現するビジネスモデルです。従来の場所の制限をオンライン化することで失くし、費用を抑えてサービスを提供することができます。オンライン英会話では、海外の現地の外国人の教師を使うことができますし、オンライン家庭教師であれば日本全国の有名大学の大学生を安価で雇用することができるのです。また、多くの人材を採用する企業ではオンライン面接によって、採用選考フローを簡略化し、コスト削減をしているところもあります。
成功のポイント
「何をオンライン化して、それによって双方にどんなメリットがあるのか?」です。リクルートの「スタディサプリ」などはオンライン化することで1,000円にも満たない費用で1万本の授業動画を配信しているのです。双方に大きなメリットがあるオンライン化と言っていいでしょう。オンライン化による低価格化は他のジャンルでお可能なはずです。
メリット
マッチングしたときにサービスが低価格化しやすい
デメリット
それなりの初期投資が必要
必要なスキル
資金調達スキル
ビジネスモデル/レンタル
起業アイデアその22.「定期契約型(サブスクリプション)」
成功難易度:小
初期投資:数百万円規模
損益分岐までの期間:6ヶ月
売上見込:数万円~数千万円
概要
最近では、欧米で流行っている「定期契約型(サブスクリプション)」型で起業する方も増えてきています。ブランド品や靴や宝石のレンタルです。消費者からすると「毎月、気分を変えて違うブランドバックを持ちたい。」というニーズがある一方で「何個もブランドバックを変えるほどお金がない。」という問題があります。ブランドバックの定期レンタルサービスであれば、毎月違うブランドバックが送られてきて、常に新鮮な気分で出かけることができるのです。レンタルですので、月数千円というコストで利用可のなので「所有」するよりも、低コストで「見栄」を張ることができます。提供側としても、ある程度の在庫を抱えておけば、一定数の顧客をレンタルで回せるので十分に固い収益が見込めるのです。
成功のポイント
日本人にはまだなじみきっていない「レンタル」という概念をどう打破するのか?がポイントになります。日本人は所有欲が大きい為か、あまり「レンタル」に対してポジティブな印象を受けません。ブランドで言えば、単純にブランド服、ブランドバックをレンタルするのではなく「プロのコーディネート」という付加価値をつけたり、米国で流行っている「レゴ」のレンタルのように問答無用でレンタルの方が色んなレコを体験できるメリットがあるというジャンルを狙うなど、ひと手間加える必要があります。
メリット
定額収益なので経営計画が立てやすい
デメリット
初期で商品を用意するために多少のコストが発生する
必要なスキル
安く仕入れるルート
ビジネスモデル/不動産
起業アイデアその23.「シェアオフィス」
成功難易度:小
初期投資:数百万円規模
損益分岐までの期間:6ヶ月
売上見込:数万円~数千万円
概要
最近では、起業する方も増えてきています。当然、はじめての起業でいきなりオフィスを構えられる方はそれほど多くありません。自宅で起業する、レンタルオフィス、シェアオフィスを利用するという方も少なくないはずです。レンタルオフィス、シェアオフィスの運営自体を事業として起業することも可能です。不動産を購入して、区分けにして、オフィス機能(コピー機や会議室、郵便受、秘書、電話受付)を用意して、個別にシェアオフィスとして提供するだけです。不動産の購入も不動産担保ローンを利用すれば良いので、それほど初期費用は掛かりませんし、シェアオフィスの需要も大きいのでリスクはそれほど大きくありません。
成功のポイント
シェアオフィスを利用したいという方を、ある程度高単価でも集めるためには「立地」が重要になります。東京都内であれば、渋谷、表参道、六本木など、好立地にシェアオフィスがあることが多いのです。なぜなら、シェアオフィスを利用する方にはクリエイターが多く、おしゃれな街で自分でオフィスを持つことができないから、シェアオフィスに頼るからです。「立地」をケチってしまうと、高単価での販売ができないため、収益化が遅れてしまいます。
メリット
比較的収益が見込みやすい
デメリット
好立地で展開しなければならない
借入額が高額になる
必要なスキル
不動産経営スキル
起業アイデアその24.「空きスペースシェアビジネス」
成功難易度:中
初期投資:数百万円規模
損益分岐までの期間:6ヶ月
売上見込:数万円~数千万円
概要
空きスペースのシェアリングビジネスとして「Airbnb」「軒先.com」「シェアオフィス」がある程度確立したビジネスモデルとなっていますが、まだまだ空きスペースのシェアの余地というのはあるはずです。店舗をシェアして販売する、工場をシェアして複数のメーカーが違う商品を作成する、駐車場をシェアして投資する・・・など、結局時代とおもに「大きな箱」が不要になっているのが現状です。「大きな箱」を持つコストを掛けられない方にシェアをすすめるビジネスモデルは検討の余地があります。
成功のポイント
使っていない空きスペースを見つけることが重要だと言えるでしょう。「Airbnb」もコンセプトもはじめは「使っていない部屋があるなら、借りてくれたらいい。」ぐらいのものです。「軒先.com」も、使っていなの軒先に価値があること発見してからのビジネスと言っていいでしょう。もしかしたら、オフィスグリコなども同じかもしれません。「開いているけれども、価値のあるスペース」が見つけられれば十分にお金になるはずです。
メリット
初期投資がそれほど高額ではない
上手くいけば、数億円規模の売上にも成長できる可能性がある
デメリット
はじめの損益分岐までに時間がかかる
必要なスキル
交渉スキル
起業アイデアその25.「自分だけの空間」
成功難易度:中
初期投資:数千万円規模
損益分岐までの期間:6ヶ月
売上見込:数万円~数千万円
概要
プライバシーを確保できる空間、集中できる空間、自分の自由にできる空間に対する需要が増えてきているようです。段ボールを工作すると、自分だけが入れる電話ボックスぐらいのボックスができて、その中でスマホで映画を見たり、読書をしたり、「まあ自由に使って良い」という趣旨のサービスです。レンタル収納スペースを、自分の部屋代わりに利用する人が増えてきたり、庭に簡単に作れる「離れ」のキットが売れたり、情報が飛び交う中で「自分だけの空間を持ちたい。」というニーズは増えているようです。企業向けに昼寝ボックスを作るサービスもあります。
「手軽に自分で作れる仕組み」と「低価格」、「フレキシブルな設計」が大きなポイントと言えます。ニーズとしては「自分だけの空間を持ちたい。」のですから、自分の好きなように作れることが重要になりますし、コスト面でも気軽に壊せるぐらいのものの方が良いと言えるでしょう。ここにどういう独自性を組み込むのかが勝負のポイントともいえます。安らげる空間を作るための何か?があるのか、秘密基地を作るための何かがあるのか、特化しながら、独自性を出す必要があります。
メリット
話題になりやすい
デメリット
市場規模はそれほど大きくない
必要なスキル
アイディア力
デザイン力
起業アイデアその26.「空き家リノベーション事業」
成功難易度:中
初期投資:数百万円規模
損益分岐までの期間:12ヶ月
売上見込:数万円~数億円
概要
空き家が社会問題化する中で、低金利のあおりを受けて不動産投資は活発化しています。不動産売買市場では売り手優位であり、売り物件が不足しているのです。空き家が増えるのに売り物件が減っているのですから、空き家をただ同然で買い取って、耐震補強やリノベーションを行って、売却するスタイルの不動産売買事業は今後伸びていく可能性があります。
成功のポイント
「どうやってリノベーションの仕方をテンプレート化するのか?」「既存の建売物件との違いをどうやって作るのか?」が大きなポイントと言えます。空き家は一点ものですから、リノベーションの方法をテンプレート化しにくく、テンプレート化できなければ売上にも限界点が出てきてしまいます。また、空き家をリノベーションするためにはそれなりのコストが発生するので、建売住宅と比較した魅力をリノベーションのタイミングで作ることが求められます。
メリット
市場の規模が大きい
お金持ちのターゲットが多い
数少ない成長市場
デメリット
それなりのスキルが必要になる
必要なスキル
設計スキル
起業アイデアその27.「民泊運営代行サービス」
成功難易度:低
初期投資:数十万円規模
損益分岐までの期間:3ヶ月
売上見込:数万円~数千万円
概要
「AriBnB」で民泊が日本でも大分浸透してきました。民泊モデルで不動産投資をすれば、利回り年率40%を挙げる事例も出てくるぐらいの急成長市場になります。しかし、「民泊の管理運営、クレーム対応、集客の方法がわからないけれども、自分の保有している不動産の利回りを上げたい。」という不動産投資化や大家さんは少なくありません。だとすれば、民泊の運営代行サービスも十分にニーズがあるビジネスモデルとなります。
成功のポイント
民泊の運営代行で利回りを一定レベル以上に上げる実績が必要になります。実績がないとはじめの顧客獲得に苦しんでしまいますし、実際に運営して想定した収益レベルにならなければ、顧客が離れてしまうので、ビジネスとして成り立たないからです。ビジネスとして成り立たせるためには、民泊としてニーズのある物件の条件を細かく決定し、それ以外の物件は断ることも視野に入れる必要があります。
メリット
市場の規模が大きい
お金持ちのターゲットが多い
数少ない成長市場
デメリット
競合が増えたときに現在の利回りが実現できるかは不明
必要なスキル
民泊運営スキル
ビジネスモデル/店舗
起業アイデアその28.「新業態サロン」
成功難易度:中
初期投資:数千万円規模
損益分岐までの期間:3ヶ月
売上見込:数万円~数億円
概要
近年、新業態のサロンに注目が集まっています。今までサラリーマンがお昼休みに睡眠をとりたい場合は「マンガ喫茶」「ネットカフェ」に行く方が多かったのではないでしょうか。しかし、男性はまだしも女性にはいずらい面もあったと思います。そこで登場したのが「昼寝サロン」です。また、読書ができる「読書カフェ」、女性限定の「マンガ喫茶」など、1時間数百円~1000円程度で、専門特化した機能を解決できるサロンにビジネスチャンスはあるはずです。所有の概念が薄れてきているため、自宅に大きな本棚を置いて、本を買うのではなく、「読書カフェ」に行くなど、今まで自宅で所有して解決してきたニーズを、外に求める傾向が強くなっているのです。
「誰のどんなニーズに焦点を絞るのか?」です。旅行者が利用できる仮眠サロンにするのか?女性が利用できる仮眠サロンにするのか?ビジネスマンが利用できる仮眠サロンにするのか?では、大きくその内容が変わってきます。旅行者なら、荷物を置くスペースやPC電源や情報が必要でしょうし、女性であれば女性専用のアロマや頭皮マッサージのサービスが必要かもしれません。より機能を明確にした方が結果が出やすいはずです。
メリット
まだ未開拓なものも多い
上手くいけば、多店舗展開可能
デメリット
ニーズが小さすぎれば成功しない
初期投資の規模が大きい
必要なスキル
ニーズを読み取る力
起業アイデアその29.「リアル店舗の○○放題サービス」
成功難易度:高
初期投資:数百万円規模
損益分岐までの期間:12ヶ月
売上見込:数万円~数億円
概要
「○○放題サービス」というのは、デジタル分野で復旧しています。雑誌の読み放題、映画の見放題、音楽の聞き放題・・・、しかし、欧米では「映画館で映画を定額数千円で何本でも見放題なサービス」が登場しているようです。デジタル配信が可能な○○放題が、リアルに進出しつつあるということです。映画館が映画の見放題サービスに押されて、回転率が悪化しているという背景はありますが、同じような状況のリアルサービスは少なくないはずです。ディズニーランドの年間パスポートのようなものですが、身近に「ランチ1ヶ月食べ放題で1万円」とか「カフェ1ヶ月何を飲んでも1万円」というサービスができる可能性もあるということです。飲食店やカフェなど原価があるものは厳しいのかもしれませんが、マンガ喫茶やカラオケボックスなど、原価が不要で、回転率が命のビジネスモデルであれば、定額サービスの導入で回転率を上げる方法も視野に入るはずです。
回転率が悪化している業態で、定額サービスを導入することによって、回転率を上げることができる一方、ユーザーにとってはメリットがあるという業態を探す必要があります。もしかしたら、人気がなくなってきているゴルフ場なども、その一つかもしれません。
メリット
顧客ニーズはある
まだ、展開している企業がないので先行者利益は大きい
デメリット
回転率などの読み間違えがあれば利益が出ない
必要なスキル
経営計画の実現力
ビジネスモデル/人材
起業アイデアその30.「女性のフレキシブルワーク活用」
成功難易度:低
初期投資:数十万円規模
損益分岐までの期間:6ヶ月
売上見込:数万円~数億円
概要
日本では女性の社会進出が伸びていますが、それでも欧米と比較しては劣っているのが現状でしょう。子育てや出産などで会社を辞めると「復帰するのが難しい」「フルタイムで働けない」というのが現状なのです。当然、ここにはビジネスチャンスがあり、「フルタイム働けないけれども優秀なキャリアウーマン」を活用するようなビジネスモデルは大きなチャンスを秘めているのです。今では「週2日~3日だけコンビニなどの店舗で棚にある商品の配置をチェックする」「覆面調査をする」など、企業でも女性のフレキシブルワークの活用が盛んに行われています。ここに目をつけた人材紹介、人材派遣、クラウドソーシングなどで起業チャンスは十分にあると言えます。
成功のポイント
「何に女性の能力を、限られた時間で生かすのか?」です。前述した例では、メーカーはコンビニやドラッグストラなどの店頭に言って、自分の商品が良い位置に置かれているか?どうか?をチェックする業務が元々あるのです。しかし、全国にコンビニやドラッグストアがあるので正社員が回っていたら、非効率です。だからこそ、全国の女性の空き時間を利用してそれを行うのです。このような企業側のニーズと、女性が限定された時間でもできることがマッチで切れば、起業時のビジネスモデルとして十分に有効な手段になるのです。
メリット
社会貢献につながる
デメリット
大企業に導入してもらう必要がある
必要なスキル
営業スキル
起業アイデアその31.「採用支援サービス」
成功難易度:中
初期投資:数百万円規模
損益分岐までの期間:6ヶ月
売上見込:数万円~数億円
概要
リクルーティングの市場規模は大きいものの、リクルートやマイナビなど大手の人材紹介会社や転職サイトが独り勝ちの市場ですが、採用の仕方も、大分バラエティに富んだものになっています。オンライン上で適性検査をするのは当然として、中小企業の場合にはfacebookやinstagramを活用して無料で採用することに力を入れている会社もあります。facebookやinstagram、twitter、youtubeなどの無料のSNSで採用できる事例も増えてきていることから、無料で採用するコンサルティングや採用のためのfacebookページ開発などをサービスとして展開する余地もあるはずです。人材紹介で1人を採用するのにかかるコストは年収の35%です。1人につき100万円以上のコストがかかるのですから、その10分の1程度の予算を割いてでも、無料で採用できた方が良いのです。コスト削減メリットがあるので、起業間もない会社でも参入できる余地があります。
成功例、成功実績、成功率を引き上げることが最も重要なポイントと言えます。人事コンサルをすることで、コスト削減ができて、優秀な人材が集まるのであれば、大企業であっても、採用を検討してくれるはずです。SNSを駆使すればアイディア次第で十分な採用が見込めるのではないでしょうか。
メリット
企業がかけている採用コストはかなり大きい
採用コストを削減できるのであれば営業は簡単
デメリット
はじめの実績を作ることが難しい
必要なスキル
SNSを活用した採用力
ビジネスモデル/地域
起業アイデアその32.「ファーマーズマーケット」
成功難易度:中
初期投資:数十万円規模
損益分岐までの期間:6ヶ月
売上見込:数万円~数千万円
概要
ファーマーズマーケットというのは、地域の農家や食品加工会社、飲食店・レストランなどが出店し、地元の方が購買する地域限定の「フードイベント」のようなものです。日本では自治体が開催して、消化不良に終わってしまったり、上手に回っている「ファーマーズマーケット」は少ない印象です。しかしながら、地域で「ファーマーズマーケット」が成立できれば、町興しや都心部から人を呼び込む地域活性化にもつながります。「道の駅」がこれに近いビジネスモデルですが、「道の駅」だと比較的商品が画一化されてしまうため、イベントとして行え、かつ出店者も入れ替わる「ファーマーズマーケット」の方が魅力的に感じます。
成功のポイント
地域での成功例を創り出すことと言っていいでしょう。日本ではそれほど「ファーマーズマーケット」が根付いていないのは、地方では買う人を呼び込めないからです。結局、フードイベントは東京で行われてしまうのです。これでは意味がありませんし、事業としての拡大もできません。ある程度人が集まる商圏に限定して、地元の人に買ってもらうイベントとして継続開催をする必要があります。
メリット
地域活性化につながる
一つの成功例ができれば他の地域でも展開できる
デメリット
地域のコネクションが必要
必要なスキル
地域のコネクション
イベント運営スキル
起業アイデアその33.「地産地消宅配サービス」
成功難易度:中
初期投資:数千万円規模
損益分岐までの期間:12ヶ月
売上見込:数万円~数億円
概要
日本では、生協のパルシステムやらでゅっしゅぼーや、ネットスーパーなど、徐々に宅配サービスというものが整備されています。過疎地では移動式コンビニも検討されるなど、地方の高齢者が宅配サービスに頼らざるを得ない環境があり、高齢化社会が進むな中で、大手企業も有望な市場と捉えるようになっているのです。しかし、地産地消は、大手企業には全国規模で展開しなければならない不都合さもあり、なかなか参入できない部分となっています。地域で作られたものを、高齢者向けの食事や食品に形を変えて、宅配するビジネスモデルには、社会的な意義も非常に大きなものがあると言えます。高齢化社会、過疎地の問題、地産地消などを解決できる可能性があります。
「地域の方の宅配を希望するニーズに対して、どのような商品が提供できるのか?」、ネットワーク作りが大きなポイントと言えます。誰をターゲットにするのか?にもよりますが、一人暮らしの高齢者が増えるのであれば、健康志向の宅配弁当を地元の食材で作って配達するニーズがあるはずですが、大手企業が展開しているのは大都市圏がほとんどなのです。これは効率性の問題であり、多くの高齢者が近くにいる大都市圏の方が採算ベースに乗りやすいという背景があります。しかし、地元の食材であれば仕入れコストも下げられますし、地元に配達ネットワークがあれば、時間のロス無少ないはずです。アイディア次第で採算ベースに乗せることはできるのではないでしょうか。
メリット
高齢化社会で市場は伸びる
社会的意義が大きい
上手くいけば、他の地方にも展開できる
デメリット
初期投資の規模が大きい
必要なスキル
ネットワーク作り
採算ベースに乗せるための事業構築力
起業アイデアその34.「高齢者送迎サービス」
成功難易度:高
初期投資:数百万円規模
損益分岐までの期間:12ヶ月
売上見込:数万円~数百億円
概要
海外では「Uber」が50か国以上に展開し、副業でタクシー送迎をすることのできるアプリが浸透しています。「Uber」では、タクシーの配車もできるのですが、副業タクシードライバーは、利用状態や接客態度などが評価されているため、意外と固定客が付きやすく、高齢者の利用もかなり多いようです。今まではマイカーで運転していた方も、年齢が高くなるにつれて、運転できなくなる一方で、病院などに行く用事は増えているのです。日本でも、高齢者の運転事故が目立っています。法律面の問題もあるため、どこまでライドシェアリングが日本で許されるのか不透明な部分もありますが、有望なビジネスモデルとして検討する余地はあるでしょう。
法律面の問題回避です。「Uber」も、日本に算入していますが、タクシー業界の猛反発を受け、「客が乗れるのは過疎が深刻な一部地域に限り、日々の運行実績を市に報告する方針が決まった。」とのことです。全然自由に展開でいる状態ではないのです。しかし、それでも、民泊仲介サイトの米「Airbnb」のように後追いで規制緩和が進む可能性もあります。
メリット
高齢化社会で市場は伸びる
社会的意義が大きい
業界のトップランナーになれれば十分な市場がある
デメリット
初期投資の規模が大きい
法律面の問題はいつ回避されるのかわからない
必要なスキル
法律面の情報入手力
法律面の制約を回避するアイディア
起業アイデアその35.「スポーツ教室」
成功難易度:低
初期投資:数十万円規模
損益分岐までの期間:6ヶ月
売上見込:数百万円~数千万円
概要
最近では、子供たちの外で運動する時間が減少し、運動能力が低下しています。本当にプロになりかたい方が一流のユースチームに通うというニーズではなく、子供たちの基礎的な運動能力を一定レベル以上に引き上げて、自信をつけさせたい、というニーズも増加傾向にあるのです。学校の体育の時間では不足した分を、スポーツ教室でカバーする、運動版の塾のような事業展開も今後増えてくるでしょう。場所は、体育館や公民館を借りる形で行うため、店舗の保有コストも不要です。
成功のポイント
集客です。どうやって近隣の子供たち、幼稚園~小学生の低学年の顧客を確保するのか?にかかってきます。チラシやDMはもちろん、友達の参加を無料にしたり、親も参加できるプログラムにするなど、家族や友達を巻き込んで、口コミを広げることが成功のポイントと言えます。
メリット
成功すれば地域ごとに展開できる
デメリット
見れる人数に限界があるため、エリア当たりの売上の上限が決まってしまう
必要なスキル
集客スキル
教育プログラムの構築スキル
起業アイデアその36.「個人代行サービスアプリ」
成功難易度:中
初期投資:数百万円規模
損益分岐までの期間:12ヶ月
売上見込:数万円~数千万円
概要
海外では「Uber」が50か国以上に展開し、副業でタクシー送迎をすることのできるアプリが浸透しています。他にも、スマホアプリからの指示で買い物代行をするサービス「Instacart」なども台頭してきています。民泊「Airbnb」もそうですが、個人同士でサービスを提供して対価をもらう仕組みがアプリを介して登場してきているのです。単純に「Uber」の場合も、会社という組織の規模ではタクシー料金を引き下げることができませんが、個人であればそこまでの報酬は必要ないと考える方が多いのです。「Instacart」にしても、会社が宅配サービスをすると時間的な制約、コスト面で割高になるというデメリットがありますが、個人が代わりに買い物代行してくれるのであれば、そこまでの報酬でなくても、やってくれますし、近くに住んでいる方が対応してくれるので、法人サービスよりも、早くて安い結果になるのです。このような個人代行サービスはアプリというデバイスが登場してから、浸透してきていますが、他の使い方の余地も多分にあると思われます。
成功のポイント
「どこに目をつけるのか?」です。個人代行サービスは高齢化社会が進む日本では非常に有効なソリューションになりうるでしょう。買い物代行なのか?送迎代行なのか?それ以外の気軽に個人が代行できるサービスがあるのか?コンセプトの決定がすべてと言っても過言ではありません。
メリット
市場規模が大きい
欧米で成功しているビジネスモデル
デメリット
収益化までに時間がかかる
必要なスキル
サービスプラットフォームのアプリ開発スキル
ビジネスモデル/冠婚葬祭
起業アイデアその37.「出張撮影サービス」
成功難易度:低
初期投資:数十万円規模
損益分岐までの期間:3ヶ月
売上見込:数万円~数百万円
概要
以前と比較すると単純なカメラマンの需要というのは大きく衰退しています。個人がスマホで簡単に撮影できるのですから、当然と言っていいでしょう。しかし、結婚式、子供のスポーツイベントなどでは依然としてプロのカメラマンの需要が大きいのです。これをもっと深掘りすれば、結婚式だけに張り付くのではなく、結婚する2人にウェディングプランナーとカメラマン、アルバム編集者などがチームを組み、写真集レベルの高品質なアルバムを作ることも可能です。個人が自分で写真を撮れる時代だからこそ、プロの重要性が際立つシーンもあるということです。自分自身がカメラマンとして起業することもできますが、仕事のないカメラマンを束ねて、派遣するようなビジネスモデルの成立の可能性も高いと考えられます。
成功のポイント
「どこに特化するのか?」「どこで差別化するのか?」が大きなポイントです。高くても、高品質な結果や体験ができるのであれば、お金は支払ってくれるはずです。カメラマンだけではなく、企画・加工・編集など専門的なスタッフとタッグを組むことで、コスト高でも顧客の満足感の高いアウトプットができると考えます。
メリット
初期投資がそれほど高額ではない
顧客がつけば早期の損益分岐も可能
デメリット
数億円を狙える売上規模にはならない
必要なスキル
撮影スキル
人材管理スキル
起業アイデアその38.「終活支援」
成功難易度:高
初期投資:数百万円規模
損益分岐までの期間:3ヶ月
売上見込:数万円~数億円
概要
「終活」というのは、遺言書の作成や生前贈与、遺影撮影など、亡くなる前に色々な準備を整えておこうという趣旨の活動のことです。書籍やテレビなどでも取り上げられる機会が増えてきていますが、なかなかビジネスというレベルに乗ってきていないのが現状だと思います。しかし、高齢者が増え「死ぬ前にきちんとしておきたい。」というニーズは確実にあるのと、財産が動くものも多く、上手くビジネスモデルの設計ができれば、十分な売上になる可能性があるのです。財産の管理や不動産等の処分を任されれば、それだけでかなりの売上になるはずです。葬儀社の紹介でも、十分な紹介フィーが得られるはずです。
まだ、市場としてできたばかりで成功例がない中で「どうビジネスを構築するのか?」という点に尽きるかと思います。今は、エンディングノートを購入して、書いて終わりぐらいの終活が多いのも事実です。しかし、エンディングノートが売れているということは、ニーズはあるということに他なりません。このニーズを「いかに売上につなげるか?」がポイントです。
メリット
市場は伸びる可能性が高い
成功例がほとんどないのでベンチャーでも入り込みやすい
デメリット
売上につなげるためのアイディアが必要
必要なスキル
ビジネス構築力
ビジネスモデル/健康
起業アイデアその39.「健康・ダイエットアドバイスサービス」
成功難易度:中
初期投資:数百万円規模
損益分岐までの期間:6ヶ月
売上見込:数万円~数億円
概要
健康・医療系のテレビ番組が多いことや健康食品の市場規模が大きいことからもわかるとおりで、日本人は健康に対する興味関心が高く、費用もかけてくれる市場と言えます。以前はタニタなどの大手企業やけんぽ組合、薬剤師などが健康チェック、健康指導プログラム、食事・食育サポート、メンタルサポートなどを行ってきましたが、指導の内容やプログラムなどは、遠隔でできる時代になっていると言っていいでしょう。WEBサイトのプログラムだけでも、アプリの機能だけでも、対面も遠隔で、健康指導は十分にできるはずです。とくにダイエット関連の指導であれば、資格なども不要なのでビジネスチャンスは大きいと考えます。
成功のポイント
高額なパーソナルトレーナーがつけられない一般の方が格安で指導を受けられるような仕組みにすることです。指導動画がいつでも見られる仕組み、自分でトレーニングメニューを入力したら自動的に診断される仕組み、自分で食事メニューを入れると自動的に診断結果が出る仕組み、自分のトレーニング風景を動画撮影してコメントをもらう仕組み・・・遠隔で1人が複数人に対応できる仕組みができれば、利用料金を10分の1程度に抑えることができ、コストメリットが出るのです。
メリット
初期投資がそれほど高額ではない
上手くいけば、数億円規模の売上にも成長できる可能性がある
デメリット
はじめの損益分岐までに時間がかかる
必要なスキル
健康指導、ダイエット指導スキル
起業アイデアその40.「高齢者向けの出張型鍼灸師」
成功難易度:中
初期投資:数十万円規模
損益分岐までの期間:6ヶ月
売上見込:数万円~数億円
概要
一般的なマッサージだと、都内のマッサージ店でも、1時間3,000円程度の価格帯になってしまうため、賃料や施設の費用も含めて考えても、なかなか儲けられるビジネスモデルにはなりません。しかし、これを高齢者向け、障害者向けの訪問サービスにすれば、健康保険を利用した上で、20分5,000円程度の料金体系でも、サービスを行うことが可能になります。時給換算で言えば5倍の収益を上げることになるため、通常のマッサージ店を運営するよりも、何倍も効率的ということになります。高齢者や障害者にとっても、保険を使えば1割負担ですから、ワンコインでサービスを受けられるのです。高齢化社会では十分に収益化できるビジネスモデルとなっています。
成功のポイント
健康保険を使える事業にできれば、とくにありません。元々、マッサージ師は給料レベルも安いので、雇用に困ることはありませんし、高齢者や障害者側の費用負担も少ないので、顧客獲得も難しくありません。後はサービスレベルを引き上げて、継続利用、口コミ波及を加速させるだけです。
メリット
高い収益モデル
成長市場
デメリット
とくになし
必要なスキル
とくになし
ビジネスモデル/生活
起業アイデアその41.「IoTインテリア」
成功難易度:中
初期投資:数百万円規模
損益分岐までの期間:12ヶ月
売上見込:数万円~数億円
概要
IoTの技術を駆使すれば、有名なインテリアデザイナーでなくても、インテリアの付加価値を上げて商品化することが可能になります。睡眠時間、睡眠の深さ、睡眠サイクル、眠りに落ちる時間、心拍数などの睡眠データをサーバーで管理できる枕があれば、そのデータに応じて温度を変えたり、起こしたりすることもできるでしょうし、人の移動をセンサーを捉えることで証明の明るさや色をコントロールすることもできます。日照時間や降雨量を測定すれば、何もせずに植物を枯らさない庭ができる可能性もあります。
成功のポイント
「インテリアにどのような機能を付けるのか?」がニーズに合っていることが重要になります。インテリアは人の生活に密接に結びついているものですから、今、生活者が抱える生活の不満をIoTで変えられるインテリアが登場すれば、売れる可能性は高いのではないでしょうか。
メリット
市場の規模が大きい
今までにないインテリアを容易に開発できる
出資が受けやすい
デメリット
開発スキルが必要
必要なスキル
IoTの開発スキル
インテリアデザインスキル
起業アイデアその42.「ハンドメイド作品の販売」
成功難易度:低
初期投資:数万円規模
損益分岐までの期間:1ヶ月
売上見込:数万円~数百万円
概要
主婦を中心にハンドメイドで作った作品を売却する副業スタイルが定着しています。既製品を転売するようなモデルだと薄利のビジネスモデルになってしまいますが、ハンドメイドで作る自分の作品であれば、利益率を高く設定して販売することも可能になります。作品に価値が高ければ、リピート客も増え、商品ラインナップを増やし事業化することも可能なのです。「minne」「iichi」「tetote」などハンドメイド作品のオンライン販売マーケットも、続々増えている状況です。開発するための道具なども、ハンズに行けばすぐに集められるので、楽しみながら起業も視野に入れられるビジネスモデルと言えます。
成功のポイント
作品力に尽きると言っていいでしょう。とくにインスタ映えするような作品の場合には、SNSや口コミで拡散しやすく、ファンも付きやすいようです。また、大手企業が販売しにくいアイテムを狙うというのも、一つの方法です。既製品が少ないジャンルの方がハンドメイド作品の存在感が強まるのです。
メリット
低コストで算入できる
趣味の延長ではじめられる
デメリット
どこまで人気が出ても、生産力に限界が出てしまう
必要なスキル
作品の制作力
起業アイデアその43.「ペット管理サービス」
成功難易度:中
初期投資:数百万円規模
損益分岐までの期間:12ヶ月
売上見込:数万円~数億円
概要
お金に余裕がる方がお金をかけているのはペットです。ペット向けの管理サービスというのも、続々登場してきています。スマホでいつでもペットの状況を確認できるサービスや首輪にセンサーをつけることで、ペットの体調を管理するサービス、ペットの状況に応じてエサが定期的に与えられるサービス、犬に振動を与える首輪をつけることでしつけをサポートするサービスなど、その展開は多岐に渡ります。これもウェアラブルの「IoT」の一種と言えますが、市場規模も大きい有望なビジネスモデルと言えます。
成功のポイント
ペットを飼う方にとっては、ペットを家族と同じように扱うため「健康」「安心」「教育」など人間と同じようなニーズがあります。とくに健康面でのニーズが大きいため、健康面のペットの不安を解消できる商品が成功のポイントでしょう。
メリット
市場の規模が大きい
お金持ちのターゲットが多い
デメリット
開発スキルが必要
必要なスキル
IoTの開発スキル
起業アイデアその44.「不用品買取事業」
成功難易度:低
初期投資:数十万円規模
損益分岐までの期間:6ヶ月
売上見込:数万円~数億円
概要
引っ越しの際に家電などの不用品をただ同然で買い取るどころか、回収費用を取られた経験のある方も少なくないはずです。逆に考えれば、不用品買取業者というのは、買取時にも収益を上げられますし、クリーニングンなどをして売却する際にも、売却収入が得られる双方に美味しいビジネスモデルでもあるのです。リサイクルショップを運営してお良いですが、今では特に店舗を持たなくても、インターネットだけでビジネスは完結します。買取さえできれば、後はネットショップで販売するだけです。
成功のポイント
買取(仕入)が命と言って良いでしょう。最近では、CtoCで顧客同士が売買するケースも増えたため、買取案件の獲得が厳しくなってるのも事実です。インターネットで告知しようにも、競合は大手企業の買取事業者ですから、広告コストではかなうはずもありません。いかに仕入れをする方法を確立できるのか?がこのビジネスの肝と言えます。知恵を絞って、買取(仕入)ができれば、後はそれほど難しくありません。
メリット
立上がしやすいビジネスモデル
デメリット
競合が多い
必要なスキル
買取(仕入)スキル
起業アイデアその45.「オーディオブック事業」
成功難易度:中
初期投資:数百万円規模
損益分岐までの期間:6ヶ月
売上見込:数万円~数億円
概要
書籍の音声化が欧米では浸透してきています。動画の普及により、「本を読む」「活字を読む」という行為をしない層が増えてきていることや、スポーツをしながら、仕事をしながら、「○○しながら、本を読む」というニーズが増えてきているのも、書籍の音声化「オーディオブック」が普及する流れになってきています。書籍の出版社と組んで、ナレーターをアサインし、人気がある著書のオーディオブック化を事業展開することもできますし、個人向けにオーディオブック化のサービスを提供することも可能です。
成功のポイント
出版社や著者を巻き込んで、ビジネス化しないと事業が拡大しません。出版社や著者の販路拡大のひとつとして、音声化を検討してもらいながら、有力なラインナップをそろえることができれば、必然的に利用者も増加するはずです。
メリット
初期投資がそれほど高額ではない
今後、成長が期待できる市場
成長すれば億単位の売上も見込める
出版社や著者も、書籍の売上減少に悩んでいる
デメリット
ライセンスの部分で交渉力などが必要になる
必要なスキル
交渉スキル
PRスキル
ビジネスモデル/ファッション
起業アイデアその46.「パーソナルコーディネートサービス」
成功難易度:低
初期投資:数十万円規模
損益分岐までの期間:3ヶ月
売上見込:数万円~数千万円
概要
日本では「スタイリスト」というと、芸能人がテレビに出るときに使うスタッフというイメージが強いかもしれませんが、欧米では、フリーのスタイリストが個人向けにコーディネートを行うサービスが定着しています。日本では、一般の方がコーディネートをするときには女性誌、読者モデル、ファッションモデルなどを参考にすることが多いのですが、今後はプロのスタイリストに個人が依頼するというサービスも増えてくる余地はあるのです。当然、マンツーマンでフリーのスタイリストに発注するとなれば、コストは高くなってしまいますが、オンライン化・非対面のサービスを作り上げれば、十分に低コストで「プロのスタイリストが自分にあったコーディネートを提案してくれて、そのままネットで購入できる」サービスが作れるはずです。
成功のポイント
「コーディネートの提案の質」「スタイリストのネームバリュー」が必要になるのではないでしょうか。ファッション系のサービスでは、SNSなどでの拡散やメディアに取り上げられることが重要になり、PR戦略なども考える必要が出てきます。
メリット
市場規模が大きい
欧米で成功しているビジネスモデル
デメリット
参入障壁が低いので独自性がないと大手に真似される
必要なスキル
PRスキル
スタイリストの雇用
ビジネスモデル/旅行
起業アイデアその47.「訪日外国人向けの医療ツアー」
成功難易度:中
初期投資:数百万円規模
損益分岐までの期間:6ヶ月
売上見込:数万円~数千万円
概要
実は日本ほど医療福祉制度が発達している国というのは海外にはほとんどなく、高度な医療機関があっても、医療費は自己負担という国が珍しくありません。今後も、訪日外国人が増えることは見込まれていますが、医療ツアーを企画する旅行代理店も増えてきているのです。健康診断、人間ドック、美容整形、インプラントなどの歯科治療、不妊治療、心臓手術など、一つの病医やクリニックが高度な技術を持っている国はあっても、日本のように平均的に安心して医療サービスを受けられる国は少ないのです。外国人の富裕層向けに日本の医療ツアーを企画する分野も今後伸びが期待されているのです。
成功のポイント
「外国人向けにどうプロモーションを行うのか?」が大きなカギになってきます。facebookやyoutubeなどから口コミで波及させるのが王道の手法ですが、ターゲットの国の現地の方とのリレーションを取るのも、重要な集客方法と言えるでしょう。
メリット
今後の市場の拡大が見込める
ある程度の利益が見込める
デメリット
外国人の集客は、日本人の集客よりも難しい
必要なスキル
外国人の集客スキル
旅行代理店機能
起業アイデアその48.「外国人観光客集客支援事業」
成功難易度:低
初期投資:数十万円規模
損益分岐までの期間:3ヶ月
売上見込:数万円~数千万円
概要
2020年の東京オリンピックを控え、訪日外国人向けの顧客獲得競争が激化しています。日本は人口が減少するのは間違えなく、これを解決するには外国人の受け入れというのが大きなテーマになっていくのは間違えありません。しかし、実際に大手のホテルグループであれば、まだしも、中小規模の旅館やホテルの場合は「どうやって外国人の集客をするのか?」、外国人向けのマーケティング戦略に乏しいのです。中国人顧客が呼びたければ、中国語のウェブサイトが必要になりますし、中国版のホテル紹介サイト、日本観光サイトに情報を掲載してもらう必要があります。このような外国人向けの顧客獲得を支援する事業は、外国語が話せて、WEBマーケティングの知識があれば十分な可能性があるのです。起業直後でも、実現できます。
成功のポイント
訪日外国人の中で「どの外国人をターゲットにするのか?」が大きなポイントになるはずです。中国人を呼びたいのか?タイ人を呼びたいのか?インド人を呼びたいのか?米国人を呼びたいのか?で取る戦略も異なれば、ホテル側の収益も変わってくるのです。
メリット
初期投資がそれほど高額ではない
訪日外国人の増加というニーズがある
デメリット
とくにない
必要なスキル
外国語の語学スキル
WEBマーケティングスキル
ビジネスモデル/その他
起業アイデアその49.「ドローン活用ビジネス」
成功難易度:低
初期投資:数百万円規模
損益分岐までの期間:3ヶ月
売上見込:数万円~数千万円
概要
ドローンを活用したビジネスは急速に広がっています。ドローンでモノを運ぶという単純なものから、ドローンをプログラムで操って今までにないプロモーションビデオを作るもの、GPSと連動して、ドローンで人の行動や農作物の状況を監視するもの、街中を飛ばして広告媒体として利用するものまで、ドローンの活用方法は、かなり広いのです。ドローン自体が数十万円で購入できること、使い勝手が多岐に渡ることから、起業直後のビジネスモデルとしても有効だと考えられます。
成功のポイント
ドローンを使って何をするのか?を考えるときに、参入障壁の高い独自性を有することが重要だと考えます。誰でもできることでは、勝ち目はうすくなってしまいます。例えば、新店舗オープンの広告宣伝にドローンを活用する場合には、ただ広告を垂らして飛ばすだけでは芸がありません。複数のドローンをどう活用するのか?ニュースに取り上げられるような仕掛けはどうするのか?SNSとの連動、割引などのクーポン活用、動画として店舗でも流すなど・・・どこで独自性を作るのか?に掛かってくると思います。飛ばすだけならだれでもできてしまうのです。
メリット
初期投資がそれほど高額ではない
ニッチな市場であればまだ未開拓なものも多い
デメリット
参入障壁が低いので上手くいったらすぐに真似されるリスクがある
必要なスキル
ドローン操縦スキル
ドローンと連動したプログラム技術
起業アイデアその50.「3Dプリンター活用オーダーメイドサービス」
成功難易度:中
初期投資:数百万円規模
損益分岐までの期間:3ヶ月
売上見込:数万円~数千万円
概要
近年、10万円台でも簡単に「3Dプリンター」が購入できるようになってきました。この「3Dプリンター」をビジネスに生かす事例も続々と登場してきています。「3Dプリンター」を利用して、一人で家電メーカーになってしまう方や、「3Dプリンター」で顧客が希望するジュエリーのデザインを確認し、そのままジュエリーを作ったり、身体のサイズをスキャンして「3Dプリンター」でその人オリジナルのフィギュアを作成することもできます。フィギュアやジュエリーと言った商品は「3Dプリンター」との相性も良く、そのままの形で実物を作ることができます。「3Dプリンター」を顧客の希望を具現化した確認ツールとして利用し、コストを抑えながらも、オーダーメイドに成功しているのです。
成功のポイント
「3Dプリンター」を利用することで、顧客のオーダーメイドの要望を具現化できる商品というのが大きなポイントになります。ジュエリーなどは、そのまま近い形で現物を制作することができますが、住宅という規模にした場合は「3Dプリンター」を使ったとしても、模型の確認の域を出ないのでビジネスとしては成立しにくいのです。
メリット
低コストで算入できる
顧客の希望ありきなので、こちらのデザイン力は問われない
デメリット
「3Dプリンター」の形がそのまま具現化できる商品でないと厳しい
必要なスキル
3Dプリンターとデータの活用
「起業したいんだけど、なかなかいいアイデアが思いつかない。」